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【映画化】完全なる首長竜の日 (『このミステリーがすごい! 』大賞シリーズ)

【映画化】完全なる首長竜の日 (『このミステリーがすごい! 』大賞シリーズ)

【映画化】完全なる首長竜の日 (『このミステリーがすごい! 』大賞シリーズ)

作家
乾緑郎
出版社
宝島社
発売日
2011-01-08
ISBN
9784796679909
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【映画化】完全なる首長竜の日 (『このミステリーがすごい! 』大賞シリーズ) / 感想・レビュー

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柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中

ずいぶんと長いこと積ん読状態にあったけど、映画館で予告編を見て映画を観る前に小説を読まなきゃと一気読み。なんだか、映画と全然内容が変わっている感じですが、小説は映画よりもあっさりしている感じ(まだ予告編しか見ていないけど)。仮想現実と現実の境目は何かとか、現実をどう捉えるかとか、もっと重厚な小説になりそうだけど意外とあっさり読めて、最後に投げ出される感じでした

2013/05/26

kishikan

海堂尊ほか、様々な作家を送り出した「このミス大賞」、2011年の大賞受賞作品がこれ。これまたすごい作家を世に送り出したと思ってしまう作品。ディカプリオ・渡辺謙出演の映画「インセプション」を思わせる記憶の中の世界、現実と夢の区別がつかない世界に迷い込む卓越したストーリー創造力とと文章力で読者を圧倒してしまう。僕は「マトリクス」のイメージをダブらさせてしまうんだけれど、ともかく登場人物のキャラクター、話の展開と謎、意外な結末等、ミステリー小説の根幹を保ち、文学的な深さを感じさせる新しいミステリの息吹を感じた。

2011/04/11

大地

とても読みやすく、スラスラと読めた。予想外のオチで楽しめましたが、話に入り込む事ができず、ただ読んだだくという感じになってしまった。個人的には合わなかったかなと思う。【人の死とは、その人を覚えている人が誰もいなくなった時に完成するのだ】が心に残った。

2014/03/10

パフちゃん@かのん変更

「胡蝶の夢」でしたね。こういう設定の話を幾つか読んだことがあるので途中からオチが予想できましたが面白かったです。昏睡患者と意思の疎通ができるセンシングは実際にできたらすごいかも。

2013/12/06

くろり - しろくろりちよ

第9回「このミス」大賞受賞作品。しかしミステリではなくSF。少女漫画家の姉は自殺未遂した弟と、昏睡状態となった患者と意志疎通する医療技術を使って対話する。対話を繰り返す後、記憶が混乱し交叉し、どこからが現実でどこからが意識の中なのか、まるで「胡蝶の夢」のように翻弄される。真実はあるのかないのか、たどり着いた先さえも現実ではないのか。現実を確かめるために繰り返される死、デジャヴのような会話。幻想的で奇妙な世界。謎を残すラスト。

2012/05/19

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