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名前のない女たち ベストセレクション (宝島SUGOI文庫) (宝島SUGOI文庫 A な 2-5)

名前のない女たち ベストセレクション (宝島SUGOI文庫) (宝島SUGOI文庫 A な 2-5)

名前のない女たち ベストセレクション (宝島SUGOI文庫) (宝島SUGOI文庫 A な 2-5)

作家
中村淳彦
出版社
宝島社
発売日
2011-06-04
ISBN
9784796683975
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名前のない女たち ベストセレクション (宝島SUGOI文庫) (宝島SUGOI文庫 A な 2-5) / 感想・レビュー

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きゅうり

とっても悲しくなる。登場する女性ほぼ全てが自分を傷付けることでしか自己を確認できなくなっているんだと感じた。自己嫌悪して、自分を見失って、さらに深い痛みを求めてしまう。そうでないと自分の輪郭が失われてしまうから。残酷な悪循環、ただひたすら悲しい。

2014/02/08

nadaha

前に新書版は読んだけど、忘れられずに宝島文庫版も購入。AV女優という後ろ指さされる職業の女をあくまで冷たい視線で貫く名作だと思う。大体が生まれや育ちに問題を抱えている点が、のちに中村氏がぶち当たる普通の女の子が売春している、という所に繋がってくる。いろんな女が出てくるけど、やっぱり悲惨な境遇にある女性が印象に残る。こんな人たちに出会ったことが無いけど、出会わない人種だからこそ出会わない業界で働いているんだな、と改めて実感できる。社会の暗部にばかり焦点を当てていて、とても好きなライターだ。

2016/12/05

ミサイルボーイ

キュートな表紙ながら凄まじく破壊的な内容が含まれています。幼い頃から暴行や性的虐待を日常的に受けて育ったことによって授かった狂気と闇を抱えて生きる少女たちの嗚咽に耐えうる神経がある方のみ読むことをお勧めします。それでも地獄の沙汰を垣間見れます。生半可じゃないですし、その対話の記録を体当たり的に残した著者の偉業に素直に敬意を評したいと思います。

2016/01/25

sakichi

きっつい内容だった。解説の桜一菜さんの文章がしっくりくる気がした。

2015/04/16

鬼束

本文解説より p285 「あなたがどうしてこの本手に取ったのか読んで何を思うのか知る術はないけれど、憂鬱になって絶望だげを感じるのは勿体無いですよ?この本を読んで明るい絶望を感じてくれる人がいたら嬉しいなぁ、なんて、とある名前のない女は思ったりします。」うん。無理。明るさなんて汲み取れません…。

2014/11/29

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