おやすみラフマニノフ (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 6-3)
おやすみラフマニノフ (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 6-3) / 感想・レビュー
射手座の天使あきちゃん
ネタバレになるので言えないけど「無理・むり・ムリ」、このトリックは絶対無理でしょ!(笑) ラフマニノフをYouTubeで検索したら辻井伸行さんの演奏があったので聴いてみました すっごい運指、確かに超絶技巧が必要なんですね 改めて中山七里さんの演奏シーンの文章表現力に感動です それにしても演奏の長いこと、居眠りしそうでした わたくしにはクラシックは鬼門のようです <(^_^;
2015/11/08
れみ
「さよならドビュッシー」の続編で、岬先生が講師をしている音楽大学が舞台のお話で時系列的には被る部分も結構あって、そのリンクしてる感じが面白かった。今回もきっと凄い展開になるだろう!と予想してあれこれ考え過ぎちゃったけど、音楽の描写がやっぱり素晴らしく引き込まれて、とくにラフマニノフのピアノ協奏曲のところなんかはドキドキしながら夢中で読んだしチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲も好き(^o^)
2013/04/07
再び読書
今回も結構楽しめました。クラシック音楽に造詣が深いので、いまいちそこの理解は乏しいですが、天才の苦悩も凡才の自分にはわからない世界で、興味深かった。しかい、この学校には嫌味な教師や生徒が多いですね。ぼくなら瞬間的に切れる事請け合い無しです。岬先生の孤高の精神が相変わらず美しい。この人に皮肉を言われたら結構つらいでしょうね。謎解きは少し荒唐無稽であるが、人間ドラマとして面白く感じました。この人の作曲家タイトルシリーズ、これからも楽しみにしています。
2014/09/03
bookkeeper
★★★★☆ 再読。巨匠が籍を置く音大で、名器の盗難事件を始め、定期演奏会への不穏な妨害工作が発生する。 困窮し、学費納入も危うい主人公が奨学生の座を賭けてコンマスを目指すが、岬先生やライバルの演奏を聴くにつけ実力差を感じてしまう。とんかつ屋でバイトし、カラオケボックスで練習するなど努力してもなお届かないのか? 豪雨の避難所や定期演奏会を通じて知る「音楽家という生き方」と境遇から立ち上がる勇気にジーンとくる。かんばれ!君はきっと高みに昇っても人の心を失わないよ。 最後の「白鳥の歌」も余韻充分。
2018/05/24
まりも
音楽スポ根ミステリーの第二弾。岬先生の勤務先である音大で、時価2億のチェロ・ストラディバリウスの窃盗事件が起きる話。岬先生の万能感がスゴい。前作以上にミステリー要素が弱まっていたけど、その分音楽要素は圧倒的だったので読み応えも十分でした。特に演奏シーンは鳥肌が立つほどの臨場感があり、ページを捲る手を止める事が出来ない程に素晴らしかったです。タイトルも前作同様に秀逸で、音楽家たちの生き様を描いたかなりの良作でした。作中に出てきた楽曲を聴きながら読むと、また違った読後感に浸れそう。次巻も楽しみです。
2016/03/23
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