玉村警部補の災難 (『このミス』大賞シリーズ)
玉村警部補の災難 (『このミス』大賞シリーズ) / 感想・レビュー
hiro
バチスタシリーズ完結編『ケルベロスの肖像』、『極北ラプソディ』と連続して読んで、『スリジエセンター1991』を図書館で予約する前に、まだ未読の『ブレイズメス1990』を今日購入と桜宮サーガにどっぷり浸かっている今日この頃。でも重なるときには重なるもので、4ヶ月前に予約していたこの本も図書館で借りることができ、加賀と玉村が活躍するこのスピンオフの軽い短編集を、楽しく読めた。死因不明社会を変えるためにはAiといういつもの主張のものや、DNAを扱った海堂さんらしいミステリーだった。バチスタファンにはお勧め。
2012/10/24
まゆちん
短編集という形式でタマちゃんこと玉村警部補と田口先生が、同類相哀れむ感じで過去の事件を振り返る。「23区内・外」は「イノセントゲリラ」にも掲載されてましたね。個人的には「エナメルの証言」が面白かった!栗田医師はまたどこかで出てきそうなキャラだなぁ。。。加納との対決がいつかくるのかな。タマちゃんのためにも、それがお遍路の途中でないことを祈りますw
2014/06/05
ダイ@2019.11.2~一時休止
桜宮市警察の玉村警部補にまつわる短編集。青空迷宮がよかった。
2014/04/22
ひめありす@灯れ松明の火
この世に名脇役は多かれど、語られぬがその日々。なぜならその日々は主人公格にひっかきまわされ引っ張り廻され、とてもお目に掛けられる物ではない。ここに二人、希代の名脇役にして絶世の巻き込まれ体質あり。片や初撃で喉笛食い千切りる電子猟犬の後をくっついて回る中型忠犬玉村警部補。片や温い懐と火喰い鳥の舌火の間を行き来する血液恐怖症医師口先生。二人互いに相憐れみながら、自分の方がましかと自慰しながら、二人語る四つのケース記録。だけど、物語は彼らが居なくちゃはじまらない。いつだって私達に近いのは、ワトソン君なのだから。
2012/09/03
れみ
「チーム・バチスタの栄光」から続く田口・白鳥シリーズのサブキャラ、傍若無人な加納警視正が玉村警部補を引っ張り回しつつ桜宮市で起こる様々な事件を捜査するお話。だけど最初の「東京都二十三区内外殺人事件」で災難に遭ったのは田口先生のようですが…(^_^;)個人的には最後の「エナメルの証言」が好きかも。エピソードの前後に付いてる田口先生と玉村さんの会話もなんだか微笑ましい。
2013/12/05
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