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ケルベロスの肖像

ケルベロスの肖像

ケルベロスの肖像

作家
海堂尊
出版社
宝島社
発売日
2012-07-06
ISBN
9784796698580
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ケルベロスの肖像 / 感想・レビュー

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とら

田口・白鳥が関わる一連の物語はとりあえず終結。シリーズラストと言う事なので本当に楽しみにしていて、より楽しむ為にはこの本が出る以前の海堂作品を全部読んでおかなくては!…と思っていたのが誤算だった。色んな作品で色んな主人公、登場人物たちに浮気をしていたせいか、もはや語り部の田口先生に感情移入すら出来なかったのである。一応オールスターが集まってはいるのだが、ほんの少しの登場、とかもザラにいる訳で…詰め込みすぎ感は否めない。だから結論として、この作品をラストだとは思わないで、まだ通過点なのだと認識する事にした。

2014/03/31

hiro

バチスタシリーズ完結編。『螺鈿迷宮』以来久々の登場の天馬大吉など、桜宮サーガの主だったメンバー総出演という感じだったが、やはり完結編としては、医療ミステリーを期待していたので、白鳥の活躍が少ないこととあわせて残念だった。『アリアドネの弾丸』で中途半端に登場した西園寺さやかは、この作品の伏線だったように、『アリアドネの弾丸』の続編のような感じだった。しかしそれだけでなく、『ブラックペアン1988』のブラックペアン、『螺鈿迷宮』の桜宮一族の執念などの過去の伏線が回収されており、海堂ファンには面白い作品だった。

2012/09/30

ダイ@2019.11.2~一時休止

田口・白鳥その6。Aiセンターメインの完結編らしいが、バブル篇や螺鈿迷宮を考えてこの終わり方はAiって不要なのって考えてしまう?

2014/04/15

まゆちん

病院長宛て送られてきた爆破予告。「ケルベロス」の意味するところは。。。Aiセンター長に就任した田口先生の本領発揮!というところですね。ここまでに読んだ、ブラックペアンやスリジエ、極北、碧翠院などの総集編とも言うべきか。ちょっと結論を急ぎ過ぎ?もう少し話が長くても良かったような。白鳥・田口シリーズの完結編ということだったけど、この後にモルフェウス、とかナニワが見え隠れしているのでいろいろ楽しみ。「マイボス」私もどこかで使ってみよう~ww

2014/06/10

ひめありす@灯れ松明の火

火喰い鳥≪フェニックス≫白鳥と付き合う内に、遂に自らも魔物≪ケルベロス≫となり果てた田口先生。現在・過去・未来三つに精通する首を持ち、冥府へと送られる魂の前に立ち塞がっては真実を解き明かすAIを駆使し、その涎からは医療に欠かせない麻酔が生まれる。海神リヴァイアサンを巻き込んで、三つ巴の戦いは最終回らしく全員集合。剣道も、コールドスリープも、ボンクラボヤも、隻眼の高校生も、全てはこの人から始まった。医療は先行き見えず、肥大化する予算に自己崩壊寸前で歪んだ現代のバベルの塔。その天辺で、彼は今何を思うのだろう。

2013/06/24

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