ローン・スローン (ShoPro Books)
ローン・スローン (ShoPro Books) / 感想・レビュー
すけきよ
ワイドスクリーン・バロックってなに? と聞かれたらこれを差し出そう。『虎よ!虎よ!』の世界で『聖アントニウスの誘惑』をやってる(逆?)ようなクラクラするページのオンパレード。話はよくわからんけど
2014/07/22
allite510@Lamb & Wool
フランスにおけるマンガ文化隆盛の立役者の一人であり、日本においても伝説のコミックアーティストとして一部に語り継がれてきた鬼才。通常のマンガではコマ割りは複数ページにまたがって「流れ」を作るが、ドリュイエは1ページ単位でタブローを構成する。そのページを突き破って拡散してゆくようなスケールの大きいコマ構成と色彩、そして独自性は、現在でも消費し尽くされないほど圧倒的。マンガには、こんな可能性もあったのだということを思い起こさせる。
2017/03/05
unknown
フランスの鬼才バンドデシネ作家。まさにスペース・アポカリプス。脳味噌の処理が追いつかなくなるほどに、この人の描き込みと色彩感覚はどうかしている。圧倒的なんて言葉で言い尽くせないくらい圧倒的なエネルギーがぶちまけられている。そりゃあ、宇宙地獄絵図(スペース・アポカリプス)と形容しちゃいたくもなりますわ。値は張りますが、その価値は有り余るほどにあります。
2014/12/25
monado
コマ割りに一貫性がないのでかなり読むのが大変。 バンドデシネのなかでも、マンガというより、絵+文字という感じである。内容も去ることながら、スペクタクルな絵がどんどん展開されるので、多少意味がわからなくても、楽しめる。
2017/02/01
龍國竣/リュウゴク
サイケデリック・アートをそのまま落とし込んだ絵に圧倒される。それらは奇抜だが、整っている。コマ割りに関しても著者自身「狂っている」と言うが、ダイナミックな構図には、なお規則性があるようだ。幾何学的な線を用い、コラージュを完成させている。
2014/07/15
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