ルーヴルの亡霊たち (ShoPro Books)
ルーヴルの亡霊たち (ShoPro Books) / 感想・レビュー
たまきら
最初見たときジョジョかと思った。あの美術館に立ち込める独特の空気は欲望だと思うけど、時々作者のかすかな声が聞こえる気がする。レンブラントのあの絵は自分も忘れられない。
2019/02/23
saladin
ルーブルBDプロジェクト・シリーズ中の1冊。ルーヴルの収蔵作品に取り憑いた22体の亡霊たちが辿った運命をイラストと文章で描く。エンキ・ビラルが自ら撮影した22の収蔵作品の写真を転写した上で、亡霊を重ねて描いてイラストに仕上げ、そこに亡霊のエピソードを添えるという手法のため、BDという感じはしない。どちらかというと、イラストよりも亡霊たちのエピソードの方が興味深い。
2024/05/17
ひと
ルーブルNo.9で購入。ルーブル作品(や建物)に作者をはじめとした関連する人物の亡霊の絵を上書きし、その人物の作品にまつわるエピソードを絡めた生から死までを史実と想像力でストーリー化!モナリザなど、世界中に知られている作品の歴史や価値と自分の想像力を並列で扱っている破壊力が半端ない。BD(マンガ)を芸術化するというルーブルBDプロジェクトの中でも、これは一つの完成形だと思いました。ちなみに、美術館での展示は見え方が本と違って、絵と言葉が離れててあまりよろしくないので本でゆっくり楽しむのが正解だと思います。
2017/05/07
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