ライトノベル「超」入門 [ソフトバンク新書]
ライトノベル「超」入門 [ソフトバンク新書] / 感想・レビュー
mitei
ライトノベルの歴史がよくわかった。歴史的には児童書と大衆小説の間を通って現代の世に出来たものだなと思った。
2014/01/06
緋莢
2006年刊行。編集者に「ライトノベルって、ようするになんなんですか?」と問われ、現役で書いている著者は、自分の考えや経験談をまとめて喋ったのを「それ、新書にしてみません?」という経緯から、この本が誕生したそうです。「はじめに」で書かれていますが、面白いライトノベル作品や作家ライトノベルの書き方本では無いです(そういうのを求めている人には、こういう本がオススメです、と紹介があります)名前の由来から始まるのですが(続く
2023/12/13
白パラガス
読メのレビューでもたびたび見かける「ラノベっぽい」という言葉。普段あまりライトノベルを読まない私には,その意味がよく分からなかった。本書は2006年に出版されたライトノベル文学史の入門書。「ライトノベル」という言葉が生まれてから,現在(2006年)までのラノベ文化の発展が,ラノベ作家である著者の独断と偏見で語られている。たいして役立つ知識が得られるわけでもない,「ただ面白いだけ」のライトノベルがどうして人気を集めているのか。「ラノベは得るものがないから読まない」という方にこそ,一読していただきたい本です。
2018/03/25
しずく
卒論で扱うため、急ぎで読んだのですが…なるほど、説明し難くて悩んでいた部分がするすると解けました。ためにならなければいけない読書の話のくだりはぜひ、私がアンケートした結果の頭が固かった方共にお知らせしたい。ライトノベルは楽しめればいいんです。誰だよ、ライトノベルを子供に読ませるのは反対とか言った人‼︎でも案外、私も使った話の切り口や結論は違っていなくて安心しました。その他にも新しい発見があったし、読んで良かった。けどまぁ、こういう本を読んだ方がいい人こそこういう本を手に取らないのでしょう。人に勧めたい本。
2014/08/09
いりあ
「蓬萊学園」シリーズなどで知られる新城カズマによるライトノベルに関する新書。ライトノベル作家が書くライトノベル論というのは、なかなか面白いです。そもそも「ライトノベルとは何か?」というのは人によってとらえ方や定義が異なり、色々な意見があります。本書は2006年刊なのでちょっと古いですが、基本的な点は変わっていないと思います。ラノベの定義から始まり、傾向や楽しみ方まで入門書としての価値は変わっていないと思います。現在では、一般小説が上等、ラノベは下等という風潮は薄れ、双方を隔てていた垣根は無くなりました。
2011/02/06
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