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宗教としてのバブル [ソフトバンク新書]

宗教としてのバブル [ソフトバンク新書]

宗教としてのバブル [ソフトバンク新書]

作家
島田裕巳
出版社
ソフトバンククリエイティブ
発売日
2006-03-16
ISBN
9784797333411
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宗教としてのバブル [ソフトバンク新書] / 感想・レビュー

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B.J.

●宗教体験や神秘体験の特徴 :体験自体が強烈であるというだけではなく、一旦それを体験した人間にとって、忘れがたいものになるというところにある。 →オウム真理教の信者がなかなか脱会できないのも、あるいは、たとえ脱会しても修行を続けることをやめられないのも、修行を通じて得た神秘体験を忘れられないからである。▼ただの信仰なら、疑いを抱き、それを否定するようになったりする。だが、神秘体験は、信仰のように心の問題にとどまらず、身体的な体験を伴うため、その価値を否定することが難しい。・・・本文より

2020/02/22

むとうさん

久しぶりに「イマイチ」棚に入れねばならぬ本(苦笑)熱狂や盲信を伴っていたという意味においてバブルを「宗教」とみなしているようだが、その程度で「宗教」と言っていいなら社会現象の半分くらいは宗教だろう。そもそも経済学では「合理的なバブル」というのも存在するのだけれど。さらにバブルの原因を団塊の世代の振る舞いに全て帰着させようとするのも、団塊ジュニアや「バブルを知らない子供たち」といった表現もありがちな世代論。面白そうなテーマではあるのだが、出来の悪い現代経済史?の本になってしまっている。

2012/04/03

kmiura1

宗教とバブルの関係について書いている本かと思ったら違いました。バブル期は一種の宗教だということを言いたいのだと思う。 バブルのころは、こうだったよねという分析が強く、今読んでみるとそんなこともあったなぁという感想である。時が流れたとただ感じただけだった。 伝統的家業の復権は確かにいいことかもしれないが、どうやってその頃に戻るんだ?ということが大切。その代わりになる物をどうやって創り出していくのかということです。

2010/09/15

わ!

この本の一番の特徴としては、なんといっても、バブルと云う日本に蔓延した経済現象を宗教学者が紐解いていることだろう。経済現象を宗教になぞらえるのは、あのマルクスですら「資本論」のなかで書いていることである。しかし、この本…宗教学…と云うよりは、日本の時代毎の世代史に近い書き方がされており、宗教学と云うよりは、その手法のみを用いた経済世代史のようになっている。だから内容としては、面白いのだが、少しどっちつかずの内容になってしまっているような気もする。

2011/06/26

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