編集長を出せ! 『噂の真相』クレーム対応の舞台裏 [ソフトバンク新書]
編集長を出せ! 『噂の真相』クレーム対応の舞台裏 [ソフトバンク新書] / 感想・レビュー
佐島楓
取材対象が生身の人間であり、内容が過激なものであればあるほど、反響(反撃)も大きくなる。文壇ネタもあったということだが、この雑誌にしかできなかった部分もあるのだろう(勘弁してほしいが)。要は人間性と利害関係ということなのだろうか。
2014/02/03
じむくろうち
この本を貫いているのは、批判に対してヒステリックに対応する人、組織は一流でないということだ。批判されるのはその人、組織がなんらかの影響力を持つからだ(時には国家権力というものすごい力を持つ)。過去の歴史をみても、今のいくつかの独裁国家をみても、批判に寛容でない国家は必ず道を踏み外す。安倍政権はそうした道を歩んでいる。歴史から学ぶ力がないのだ。忘れがちだが、同じ土俵に立てない人に正論は通じない。筆者のようにしたたかな対応が必要ということがよく分かった。
2016/03/02
~
宅見と家田
2014/06/02
にがうり
2004年に黒字休刊した「噂真」元編集長のクレーム対応戦記。予想を裏切らない海千山千。この手の雑誌とは「遠巻き」の距離を保っていますが、本になると読みたくなります。さすがの実名入りで(一部匿名もあり)、とくにタブーとされる作家たちのネタにのぞき見精神がくすぐられます。2006年の発行ですが、出版大不況、電子化の波で大揺れの出版業界において、すでに歴史を感じさせる面も。早々に勇退を決めて沖縄に移住した岡留さん、さすが時代を読む目があります。
2010/11/24
hirofumi
仕事からクレームを受けることも多いので、その対応策として参考になる。かつ、「噂の真相」の編集長の本なので、こぼれ話がめちゃくちおもしろい。やっぱりエゲツない週刊誌は必要だわー
2015/10/02
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