急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫)
急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫) / 感想・レビュー
ehirano1
「背景の力」の章にはとても共感しました。当方も「性格」に関しては「変えられる」「変えられない」「変える必要はない」など巷間多くの議論があると思いますが、こと「性格」については“性格とはむしろ、習慣や志向性や関心の束のようなものであり、それぞれにゆるやかに結ばれ、時と場合にと背景しだいで変わる・・・”という記述に同感です。
2018/05/12
ehirano1
「売れるメカニズム」の一要因が「Tipping point」で、それに係る役者は「コネクター」、「メイヴン」、「セールスマン」。そしてそこには「パレートの法則」「150の法則」「粘りの要素」「背景の力」等が関与する、と。予想はしていましたが複雑ですね。しかい興味深いです。
2017/07/15
KAKAPO
『ソーシャルインフルエンス:本田哲也、池田紀行』を’17/5/27に読了後、読みかけだった『原題:The Tipping Point』を見つけ出して読了した。『ヤバい経済学』『0ベース思考』など、スティーヴン・レヴィット,スティーヴン・ダブナーの著書に近い味付け?で、『キャズム:ジェフリー・ムーア』の一般論版?という感じか…伝染病的な現象には、病原菌そのもの、運ぶ人々、作用する環境の関数であり、著者は、変化の三つの要素を、少数の法則、粘りの要素、背景の力と呼んでいる。
2017/07/22
ehirano1
口コミによる広がりを「感染」で説明されており、なるほど、と。しかしそのメカニズムには種々のファクターがあることを著者は示唆しています。当方が感心したのは、そのファクターの幾つかを同定したということで、これはもはや学術ではないかと思いました。
2017/09/17
C-biscuit
古本購入。ようやく読むことができた。この本は、爆発的に変化するティッピングポイントについて考察された本で、コネクター、メイヴン、セールスマンの3つの要素が絡んでいる。また、周囲の環境が引き起こすというのもあり、事例は非常に理解しやすい。壊れた窓の理論は共感でき、ニューヨークの犯罪低減については、順序として先に地下鉄の落書き落としがあったことを知った。基本的には翻訳本なのでアメリカでの出来事などがわからないと不明なところがあるが、このような分析が行われている事実を知ることができた。盛りだくさんの内容である。
2016/05/13
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