大聖堂 果てしなき世界 BOXセット (ソフトバンク文庫)
大聖堂 果てしなき世界 BOXセット (ソフトバンク文庫) / 感想・レビュー
雲
前作の大聖堂のほうが建築物への情熱が伝わってきて、無類に面白く感じた。 が、 果てしなき世界では、前半の橋の建設にとらわれ、いまひとつだった。
2012/06/21
Tomoko Watanabe
大聖堂続編。約200年後の14世紀が舞台。14世紀イギリスとなると思い浮かぶのは黒死病。ヨーロッパの人口が半減したとまで言われる大災厄だが、酸鼻を極めたであろう状況は意外に冷静に描かれ、そんな中で生き抜く人々のたくましさを感じた。また、人が減ることで、領主と農民の間に様々な社会的変化があったこともわかった。今作のヒロインは、前にもまして前衛的で、現代の仕事に生きる女性のようだ。振り回されるマーティンが気の毒になったが、それでもなお、最後にすべての自分の望みをかなえたのが素晴らしい。
2015/12/30
読虫
「大聖堂」の続編。読者はまたあのキングズブリッジで長い時を過ごすことになる。その至福。この本に出会うまで読書を続けてきて良かったと噛み締めること請け合い。
fuchsia
20年ぐらい前に前編(新潮文庫版)を読んだときはイギリス中世歴史大河として読んだのですが、今作は「政府系大企業で頑張るバリキャリ女性と外国帰りの地場産業型ベンチャー社長の大河ロマンス」と脳内変化してしまうのは何故だ?農民として頑張る副主人公夫婦のストーリー展開の方が、歴史小説っぽい。今作も女性は逞しいです。それとペスト怖い。
2012/08/05
ブルーベル
お腹、一杯です。 読まされました。
2011/06/18
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