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巨人たちの落日(中) (ソフトバンク文庫)

巨人たちの落日(中) (ソフトバンク文庫)

巨人たちの落日(中) (ソフトバンク文庫)

作家
ケン・フォレット
Ken Follet
戸田 裕之
出版社
SBクリエイティブ
発売日
2011-03-22
ISBN
9784797362749
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巨人たちの落日(中) (ソフトバンク文庫) / 感想・レビュー

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のっち♬

回避への働きかけも虚しく、ついに火蓋が切られてしまった第一次世界大戦。各国の思惑や利害関係が端的に説明されており、やはりイギリスは炭鉱ストライキや女性参政権の運動など幾分綿密に掘り下げられている。こうしてバラバラな設定の人物たちがひょんなことから結びつく度にストーリー全体の安定感や面白味が増してゆくのもこの手の大河ロマンの醍醐味だろう。臨場感のある塹壕戦の様子も著者の筆力がこもっている。人間ドラマに関してはやや淡白なところも彼の特徴のようだ。時流に乗る女性陣と置いていかれる貴族のコントラストが小気味良い。

2018/07/02

遥かなる想い

第一次世界大戦のヨーロッパ・ロシア…ロシア革命前後の5家族の運命を 丹念に描きながら、その時代を描く。それにしてもヨーロッパはアジアの人民から見ると複雑すぎる。もっとも身分に縛られて苦悩する人々は世界共通のテーマだったかもしれないが。

2011/09/04

キムチ

この巻のボリュームもページのみならず圧倒されんばかり。独、英、露、米の男女8人が各々の青春の迸りよろしく生きざまを呈す。国や出自を跨いでのそれだけに極めてワイルドと言うかグローバルと言うか。時はロシア革命前後。ツァーリからボルシェビキに引導が渡る空気を濃厚に描いている。教科書で習ったこの時代が生き生きと、まるで映像を見ているかのように。訳もオーソドックス、正当派。群×、象を撫でる…は悪い例えに用いられるが、この作品~群が恋に、政争に、保身にあくせくして時代を作っていっていたのを感じさせる。

2015/05/18

ロッキーのパパ

第一次世界大戦は日本はそれほど関わっていないから、あまり物語の素材として使われないけど、ヨーロッパでは大きな影響を残したことがひしひしと伝わる。米国にいるガスとレフ以外の男性キャラたちは戦場に赴いた。前線で戦う兵士たちのつらさは、古今東西変わらない。この作品の物語は中盤に差し掛かったところ。歴史の大きな流れである巨人たち行く末はは歴史上の事実として知っている。しかし、登場人物たちがどういう運命をたどるのかはすごく気になる。さっそく下巻を読み始めよう。

2011/09/05

yutaro13

第一次世界大戦が勃発し、登場人物たちも否応無しに戦争に巻き込まれていく。1917年3月、ロシアでツァーリが退位して中巻終わり。

2020/02/21

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