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ゲームウォーズ(上) (SB文庫)

ゲームウォーズ(上) (SB文庫)

ゲームウォーズ(上) (SB文庫)

作家
アーネスト・クライン
toi8
池田真紀子
出版社
SBクリエイティブ
発売日
2014-05-17
ISBN
9784797365252
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ゲームウォーズ(上) (SB文庫) / 感想・レビュー

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海猫

この本はじつは早くから手に入れてたし、その後絶賛しているレビューをいくつか見かけたし。なのになんか手を出さず、映画化作品公開直前になって慌ててページを繰る。あーなるほど。これは面白いわ。まずは設定が上手い。というか設定語りをしているパートが長いのだが、その語りにオタクネタが濃厚に入ってそれが楽しい。80年代サブカルチャー満載なのが世代的に嬉しい。SF的仕掛けをヤングアダルト小説定番の流れに乗せるのも、絶妙に安定感がある。まあとにかく下巻も、急いで読んでしまおう。

2018/04/17

nobby

映画『レディ・プレイヤー1』原作。西暦2041年、現実世界が廃れる一方で、人々はVR世界〈OASIS〉に熱中している。ある日流された発明者であるハリデー逝去のテロップ、同時に彼が〈OASIS〉内に遺したというイースターエッグを巡るハントが今始まった!中盤までの人物や大筋は映画とほぼ同じ。ただ、かなりPCとかゲームなどのオタク度いや専門性が高いので、これは映像から入る方が分かりやすいかも…3つの鍵の謎解きは全く映画と違ってビックリ!とにかく80年代サブカルチャー満載は楽しい。自分よりちょっと前なんだよなぁ…

2018/06/30

harass

気になっていた映画原作で映画を見る前に読む。近未来、バーチャルリアリティを普及させた企業のカリスマ開発者が遺言代わりに、彼の全財産の権利をVR空間のどこかに仕掛けたと宣言。世間は宝探しに湧き上がるが、3つの鍵の内一つも見つからないまま五年が過ぎた。だが主人公が一つを見つけ…… 80年代文化のリスペクトが映画予告などから分かるのだが、なぜその時代かという疑問があって読み出すが、ああなるほどなと非常に上手い。実に細かいヲタ文化のネタにニンマリする。王道的なストーリー展開でさてどうなるかで下巻に進む。

2018/05/18

ヨーイチ

全体のコメントは例によって下巻にて。作中で黄金時代の真っ只中とされる1985年、日本では、つくば万博開催。小生は民営化!されたばかりのNTT館(その前は電電公社と言った)でコンパニオンと俳優に囲まれて仕事をしておりました。終わって金銭的に余裕が出来たので、8ビット機・PC88を購入した。勿論ゲームをする為である。ゲームの神話時代を少し覗いていた、とは言えると思う。話の中身よりそこら辺の事情が気になる上巻であった。

2018/05/14

眠る山猫屋

興味深い。ジョブナイルかと思いきや、80年代のガジェットが的確に使われていて、グイグイ引き込まれた。疲弊した世界の中核はネットの中となった近未来、ネットワーク世界を構築した天才の遺産を巡って、貧しい主人公が自らの才覚で運命を切り開いてゆく。ネット恋愛、ライバルたち、企業による妨害工作と盛り沢山。無限に拡がるネット世界の何処かにある宝へ、謎を解いて近づいて行く過程にワクワク。デュラン・デュランや日本文化も多用。でも当時のゲームはあんまり判らないなぁ(苦笑)

2016/08/30

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