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永遠の始まり II (SB文庫)

永遠の始まり II (SB文庫)

永遠の始まり II (SB文庫)

作家
ケン・フォレット
Ken Follett
戸田 裕之
出版社
SBクリエイティブ
発売日
2016-01-21
ISBN
9784797377439
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永遠の始まり II (SB文庫) / 感想・レビュー

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のっち♬

キューバ危機の後バーミンガムを軸に益々激化する公民権運動。キング牧師をめぐる様々な評価や影響力を、自ら手を下さないケネディ兄弟の潔癖を絡めて分かりやすく描いた点が本作の重要な魅力。自由を求める精神はロックンロールの台頭からもアプローチ。英独の親戚でバンドを結成したり、ジャーナリズムで英米が繋がったりと主役同士がいよいよ絡みだす。一方でロマンスは結婚と自由の相剋が描かれ、流れ的にあざといニーナの妊娠を義妹視点を添えることで含みを持たせる様がユニーク。マリアをめぐるジョージの大統領へのジレンマは意外とドライ。

2024/01/15

KAZOO

ここにいる主人公たちよりも、その周りで起こる公民権運動や、キューバ問題、ケネディの暗殺などが印象に残ってしまいます。アメリカを中心とした世界情勢を垣間見ているような気がします。私は浦沢直樹氏の「billy bat」を思い出してしまいました。こうもりを狂言回しにしながら、同じように当時の世界情勢を描いてくれています。

2017/12/30

starbro

Ⅱ巻も一気読みです。Ⅱ巻はキューバ危機からケネディ大統領暗殺までを描いています。キューバ危機は当時の人々に大きな衝撃を与えたんでしょうね。生物学的には人類が危機的な状況にあると生殖能力が高まるようですが、本書でもその傾向が顕著で妊娠率が高いと思われます(笑)キング牧師の公民権運動から半世紀もたっているのに、未だに黒人差別があるなんてアメリカは大変残念な国です。さいたま図書館がシステム変更で閉鎖されているため、Ⅲ巻を読むまでに多少時間がかかるのが残念です。

2016/02/28

のぶ

2巻に入り、情勢はキューバとの一触即発の情勢に。大統領の巧みな戦術により危機は去り、アメリカはケネディとキング牧師の牽引する平和な時代が戻る。そんな情勢を描きながら、1巻に続き若者の生き生きした生活が描かれる。そして起きるケネディ暗殺事件。まだ半分を読んだところだが、とにかく読み物として抜群に面白い本だ。副大統領だったリンドン・ジョンソンが大統領に就任したところで2巻は終わり。3巻はベトナム戦争の時代になるのだろうか?引き続き先が楽しみ。

2016/05/15

キムチ

とりあえずゲットした2からスタート。筆者の視点の置き方はお気に入り。米・英・露・独それぞれに生きている家族、特に若者の群像を描きつつ当時の息吹を感じさせる展開。多少、映画っぽいと言えなくもないけれどJ・バエズ、ディラン、PPM、ビートルズらが出てくるせいか記憶が定かないとはいえ、生きていた時間を共有しているので生々しい。キューバ紛争、共産主義との対決、東西独の壁が語られ、米ではケネディの若々しい姿が目に浮かぶ。しかしキング牧師の説教が今では悲しい響き・・くり広げられる凄まじい黒人迫害。聖書での説教が空虚に

2017/10/02

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