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永遠の始まり III (SB文庫)

永遠の始まり III (SB文庫)

永遠の始まり III (SB文庫)

作家
ケン・フォレット
Ken Follett
戸田 裕之
出版社
SBクリエイティブ
発売日
2016-02-23
ISBN
9784797377446
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永遠の始まり III (SB文庫) / 感想・レビュー

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のっち♬

公民権運動が高まる中ケネディ、キング、ロバートが次々と銃弾に倒れていく。III巻ではうまく煽動されれば殆どの人間が超法規的行為を犯す現実がベトナム戦争を筆頭に多角的に描かれている。自由恋愛も波乱のオンパレード、祖父母の対極へ着地したワリ、ベラの好フォローも虚しく自ら荷担したヒッピー思想で破局するデイヴの連鎖がほろ苦い。プロットバランスを散漫にしかねるロックンロールドラマの比率の高さはボウイなど著者の嗜好を感じさせる。クーデターへ向かうソ連編ではワシーリイにソルジェニーツィンの影を見る読者もいることだろう。

2024/01/17

KAZOO

永遠の始まりの第3巻でいよいよこのシリーズの最後に近づいてきました。キング牧師やケネディ大統領の暗殺、またさらにケネディの弟の暗殺など様々な出来事の中で主人公たちの生活もそれなりに過ぎていきます。やはりアメリカでは様々な人間がいるということでニクソンなどを支持する人もいたりします。ソルジェニーツィンの手記の出版もあったりでさまざまな世界での出来事も挿入されています。

2018/01/05

starbro

図書館のシステム変更に伴う休館で、Ⅱ巻を読んでから3か月弱間が開いてようやくⅢ巻が読めました。本巻は激動の1960年代後半、キング牧師の暗殺がクライマックスです。最終巻に向けて期待の持てる展開でした。作中の架空のバンド「プライム・ネリー」のデビュー作「ラヴ・イズ・イット」が聴けたら良いなぁ!トータルの感想は全巻読了後に。

2016/05/12

のぶ

第3巻で描かれる時代は63~67年。この巻でも興味深い史実と、役人の生活に、若者の恋愛等が描かれる。泥沼化するベトナム戦争。凶弾に倒れるキング牧師に民主党大統領候補のボビー・ケネディ。ソ連のチェコ侵攻。この短い期間にこれだけの事件が起きていた事の驚きと、その上に描かれるフィクションの面白さであっという間に読了した。アメリカの広さと奥深さを痛感させられた一巻。ニクソン大統領誕生のところで第3巻は終わり。全体を通しての感想は最終巻で。

2016/05/17

キムチ

地球儀におけるあの国かの国を思い浮かべながら読む楽しさ。子供の頃、TVでしか見ていなかったアメリカ、恐るべき保守の国。ケネディ暗殺、ボビーまでが!ジョンソンが登場し、ニクソンへ移って行く。物語の大半はフリーラブ。呼吸するかのようにセックスを日常的にする・・こんなものかと思いつつ日本との大きな違いを感じる。一方プラムネリー♪当時のrockを思い出しつつ、さしずめどんな音のグループかと想像するのも楽しい。ストーンズではないだろうけど、やはり若者は自分を何らかで昇華させつつ、訴えを掲げるのだろうか。

2017/10/06

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