KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

2020年世界はこうなる

2020年世界はこうなる

2020年世界はこうなる

作家
長谷川 慶太郎
田原総一朗
出版社
SBクリエイティブ
発売日
2015-12-23
ISBN
9784797386387
amazonで購入する Kindle版を購入する

2020年世界はこうなる / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

壱萬参仟縁

長谷川氏によると、AIIBは習近平が提唱する一帯一路の現代版シルクロード構想。ゴビ砂漠-クンルン山脈-アフガン、イラン-イスタンブールのルート。カザフスタン、キエフ通るルートの2つある。ユーラシア大陸を高速道路、鉄道で結ぶ構想という(26頁)。壮大な構想だが、気象、地理的条件が厳しく、大変な事業と思える。また、海の方は、中国海軍は北海、東海、南海の各艦隊から成るという(32頁)。尖閣諸島、油田問題で海自はどう対峙するか。安保問題にはきな臭さが漂う。 

2016/03/24

AICHAN

図書館本。田原総一郎が問いかけ、国際エコノミストの長谷川慶太郎がズバリ明快に答えていく。「天津港爆破事件はテロ」「中国経済は行き詰まっている」「習近平に軍への命令力はない」「中国は分裂する」「上海銀行は自国に見切りを付けて日本に土地を確保している」「中国は北朝鮮を見捨てた」「北朝鮮は潰れる」「潰れたら拉致被害者救出は困難」「拉致被害者は4桁いる」「それを明かしたくない外務省」…etc。ISや米国についてもズバズババッサバッサ。いやはや、凄まじい。内容は別にして、こんなに歯切れのいい文章は久しぶりだった。

2016/10/12

DAdadaDAI

(途中下車)近未来の世界の勢力図を占う。特に、アジアについて語られている二人の論議が、対照的な部分もあって良い。中国の崩壊プロセスや共産主義の問題について、共産党員だったという経歴から論じていた為に、関心を持った。長谷川氏のような論者の話はあまり見聞したことがなかったので斬新だったというのが本音。切り口が新しいので、再読してみたい。現段階では、長谷川氏は日本に対して珍しくポジティブな意見を持っている。

2016/02/13

Lila Eule

著者の情報と予測には、今回も、なるほどと思わずつぶやく事しきりだった。天津爆発の原因と影響、中韓が日との首脳会議へ急転回した理由、米中首脳会議の直前に安保法制が成立した狙い、米軍は前線での共同作戦を拒否する国がある、VWの体質とその未来、メルケルがプーチンを支持する理由、人民解放軍との確執とその国の未来、北朝鮮の干ばつ、拉致の全貌、その時の中国からの影響・・・日本の未来を信じてよさそうな気分に

2016/01/09

父さん坊や

空港でヒマだろうと思い、キンドル本で買ってサクサク読み切った。自由主義体制でなければ絶対に駄目、中国経済はハードランディング以外ありえない、と言い切ってしまう。長谷川さんが言い切っているのは分かったが、その根拠の部分が対談形式であるせいか、きちんと伝わってこない。高橋さんの言うような、中進国の罠を超えるには創意工夫が必要、自由主義でないと創意工夫のモチベーションを保てない、という丁寧な議論を欲している。

2019/01/19

感想・レビューをもっと見る