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「他人」の壁 唯脳論×仏教心理学が教える「気づき」の本質 (SB新書)

「他人」の壁 唯脳論×仏教心理学が教える「気づき」の本質 (SB新書)

「他人」の壁 唯脳論×仏教心理学が教える「気づき」の本質 (SB新書)

作家
養老孟司
名越康文
出版社
SBクリエイティブ
発売日
2017-07-06
ISBN
9784797390575
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「他人」の壁 唯脳論×仏教心理学が教える「気づき」の本質 (SB新書) / 感想・レビュー

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やすらぎ

自分は自分。他人は他人。壁はそれぞれにある。自分さえも分からないのに、他人を分かろうなんて。大人は子どものことを、子どもは大人のことを。彼は彼女のことを、職場の仲間のことを。…相手の気持ちを支配することなんてできないし、知ることもできない。でも、相手の気持ちになって考えることはできる。それが正しいかは分からないけれど、優しさとして伝わるときもある。その人に興味があるのなら、ほんの少しでもお互いの距離を縮めたいと思うし、そうなれば、奇跡的なこと。人と人の出会いは偶然であって、不思議であるから魅力的でもある。

2019/09/12

おさむ

仏教心理学を武器にした名越先生でも、養老御大の唯脳論には太刀打ちできないんですね笑。ともに医師で考え方も近く、会話のベクトルは同じ方向を向いてます。子育ては自然と向き合うのと同じ。都会人は自然との付き合いが下手だから、子供を産み育てることから逃げている。人生は一生をかけた自分の作品。感性を豊かにして「気づき」につなげる。環境を変えると人間が変わる。いま世界で起きているのはグローバル疲れ。人生にはわからない事が山ほどある。そのうえで辛抱強く努力を続ける根性が必要。読み終えると、少しホッとする新書でした。

2017/07/19

空猫

お二人の対談本を読むのは初めてだが、数冊出ているそうで。精神科に進むつもりがクジにハズレ解剖医になった逸話が。他人と「わかり合える」筈はなく、「話せばわかる」は嘘。他人(家族)とはぶつからない様な距離感を保ち、管理・支配しようとしてはいけない。現代社会は「脳化」いているから、意味や理由を求めるけれど、そんなのは無くて当たり前。疲れたら自然に森に神社仏閣に今すぐ行け。AI、ネッㇳが人類の古来よりの願望「不老不死」を生み出した。仏教の奥深さと一神教との解離…もっと読まれてほしいな。

2023/09/13

あみやけ

結局、他人ではなく自分だということでしょうか?最近、いろいろな分野の本を読んで出てきますが、田舎とか自然とか理屈じゃない力があるんですよね。本当の幸せって、豊かさって何か?少なくともお金じゃ買えないはずですよね。経済成長とかGDPとか、本当は大切じゃないのかもしれませんね。自分は自分のやり方で、日本は日本のやり方で。考えるほどに難しいですが、この年になって、そういうことを考えるのが楽しくなってきました。他人の批判よりも自分の成長ですね。

2024/10/19

Roko

他人のことはわからない。相手から見れば自分のことはわからない。それさえわかれば、生きていくのが随分楽になると、この対談を読んでいるとよくわかります。よく考えてみたら、自分のことを一番わかってないのは自分だものね(笑)

2022/03/31

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