日本進化論 (SB新書)
日本進化論 (SB新書) / 感想・レビュー
ねこ
テクノロジー系の本は自分の中では賞味期限は3年。進化のスピードが速いから、本書はギリと思ってた。でもさすが落合陽一さん。視点が私なんかよりずっと先を行ってて、現在でも内容が全く陳腐化していない。特に日本の教育について。いわゆるPh.D(博士学位)の教育とのために大学入試が終わった瞬間から学生にアンラーニングさせるよう、多様な教育機関を活用して学ぶ、美学に基づいた価値を追求する人材を生み出すなど、政治と技術を掛け合わせた(ポリテック)を基盤として日本の弱体化を進化にチェンジするべき熱く語りかけている。
2022/12/03
けんとまん1007
かねてからの落合さんの主張のまとめ的なものと読めた。今の時代のテクノロジーとその先にあるものを見つめ、どう、変化していくのかというもの。取り上げられているテーマも幅広く、まさに、国全体に関わる考え方。メデイアで流されている情報にういては、以前から信用していない部分も多いが、そんなことも書かれている。つまり、思考のスタート位置が、意図的にずらされているのだということ。それを踏まえて、先を見通す。そして、動くことが何より大切なのだ。政治家の定年制には、大賛成。
2019/04/29
アベシ
さらさらっと読めました。日本の予算の使われ方、ジェネレーション・ウォーと言われて久しいですがあらためてデータで見ると、政治家の定年制は必須のような気がします。落合さんの問題意識の持ち方は正鵠をいており、まさしく今を代表する論客の一人だとおもいます。これからも注目していきたいと思いました。
2019/04/20
めだか
少子高齢化が進む日本を悲観的に捉え、解決策が見つからないという世の流れが多い昨今。生まれた時にはITなんてなかった世代が政治家にも、経営者にもまだ多いのでIT否定論があるのは頷ける。しかし本当に少子高齢化は日本の地盤沈下につながる要因なのだろうか。視点をかえれば、日本が成長できるチャンスなのではないか。デービッド・アトキンソン著の「日本人の勝算」が刊行されたので合わせて読みたい。
2019/01/18
HMax
「若者を自由にすること」すなわち未来への投資が出来ていないことが、僕は非常に悲しいのです。全くその通りです。60歳以上が有権者の4割、シルバー民主主義が蔓延し、高齢者福祉にお金がばらまかれる。日本の一般会計予算100兆円、1/3は社会保障費補填、1/4が国債費、公共事業や教育に回せる真水は21兆円と中国の軍事費26兆円よりも少ない予算。しかもこの真水が25年間変わらず、増えた予算は全て社会保障に費やされる。ショッピングモールに病院や老人ホームを併設するのに大賛成。
2020/11/14
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