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定年をどう生きるか (SB新書)

定年をどう生きるか (SB新書)

定年をどう生きるか (SB新書)

作家
岸見一郎
出版社
SBクリエイティブ
発売日
2019-06-06
ISBN
9784797399974
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定年をどう生きるか (SB新書) / 感想・レビュー

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キク

「嫌われる勇気」にガツンとやられた身としては「はたして岸見アドラー心理学は定年をどう語るんだろう?」とすごく気になったので、読んでみた。「定年について考えるということは、結局生きることについて考えるということである」「人間の価値は生産性にではなく、生きることにある」岸見アドラー心理学の言葉は相変わらずで、ガツンガツンと心を叩いてきます。

2021/08/29

SOHSA

《図書館本》間もなく定年を迎える私自身にとっては身に迫る問題だが、本書は心理学の見地から定年をどのように捉えるか考えるべきかを丁寧に解説してくれている。未来の心配をせず過去を悔やまず、今ここを大切に生きること、それが肝要と著者は述べるが、おお、それってなんか仏教的ではないか!はからずも本書で心理学と仏教思想の邂逅が垣間見えたようで嬉しい。様々な物事はやはり不思議と繋がっている。

2021/01/11

団塊シニア

人間の価値はなにかを達成しないと成功でなく生きるということ、会社に行かなくても生きているということ自体が働いてることと考えればいいという作者の言葉には納得できる。

2019/06/26

koji

ラスト、岸見さんは、結局定年を考えることは生きることを考えることと語り、次のように結びます。後悔することも不安になることもなく、今日という日を丁寧に生きることが、今私たちにできること。ここで2年前に亡くなった父の定年後を思い出しました。60歳で退職し故郷に戻り家を建て28年間母と二人、年金だけで暮らし、その間山登り等趣味を広げ、地域の自治会活動に全身全霊をかけました。又生前私達に迷惑をかけることはありませんでした。まさに岸見さんが言う他者貢献の生き方です。こんな身近な所にお手本を見つけられたのが収穫でした

2020/10/05

ほじゅどー

★★★★定年後のお金や健康以外の問題は、自由を前に何をして良いか分からなくなること。何かをしていなければ怠けていると思う人は会社員の洗脳(効率、生産性)から脱却すべき。本を読む、散歩をする、昼寝をする… 労働していなくても、生きて活動している。相手は敵ではなく仲間。競争社会から協力社会へ。上下関係から対等関係へ。人生はマラソンではなくダンスのようなもの。終点「未来のゴール」を目指すのではなく、踊っている「今ここ」を存分に楽しむもの。成功ではなく幸福を目標にして生きること。

2023/11/27

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