ヴェクサシオン (新風舎文庫 あ 102)
ヴェクサシオン (新風舎文庫 あ 102) / 感想・レビュー
KAZOO
久しぶりに新井さんの純文学を読み直しました。最近は古典の現代語訳のようなものが多く、純文学を出してくれません。この作品は男と女が出てくるものですが、透明感のようなものがあり私は好きです。エリック・サティの音楽やアンドリュー・ワイエスの絵の話、環境ビデオの話が出てきて私には楽しめます。再度むかしの新井さんの作品を読み直していこうかと思います。
2016/02/04
Tomoaki Yoshino
初新井満作品。芥川賞を読んでみようと思ったときに出会った新井作品。会話の小洒落た感じが好き。苺とヴェクサシオン、生と死、両方が描かれているのだなと感じた。もっと他の作品も読んでみたいと思う。
2015/04/28
ほそはら
どこにも行き着かない閉塞感が常につきまとうのに、それがすごく心地良い。そうさせるのは主人公が集める無音の海のビデオと物語の底流にあるリストの音楽の効果だと思う。静謐さ漂う作品。
2015/08/20
祐紀
素晴らしいと思ったが、村上春樹の匂いぷんぷん。ただ目線が最高。
2009/12/05
K
【再読】
2018/02/12
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