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自動起床装置 (新風舎文庫 へ 101)

自動起床装置 (新風舎文庫 へ 101)

自動起床装置 (新風舎文庫 へ 101)

作家
辺見庸
出版社
新風舎
発売日
2005-02-01
ISBN
9784797495577
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自動起床装置 (新風舎文庫 へ 101) / 感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

芥川賞】宿直者の起こし屋の短期就労者。同僚が彼女を連れてクリスマスを祝うところまでは青春物。自動装置の導入で仕事が亡くなるかもという労働物。睡眠、覚醒、起床などの哲学的話題が最終的にどう結着がついたのかよくわかっていない。作品に出てくる製品としての自動起床装置の不十分性は、快適な起床が人によるばらつきがあることを十分に分析していないことから明か。ちゃんとHAZOPしようよ。

2014/06/20

中玉ケビン砂糖

、『もの喰う~』も読んでいないので辺見庸がどこらへんに位置している作家か自分の中では曖昧(開高、小田実あたり?)なのだが、内容は割と興味深かった、JRに就職した友人と呑んだときに「詰所にあるわ」と言われてまだあるんだーと、仕掛けは作中のものと同じで、定刻になるとマットの下に設置した袋に空気がたまってふくらみ、体が反り返って苦しくなって起きるのだが、これが割と効くとのことで、分刻みのスケジュールを見せられたあとでは無理もないなー、と、、、

2015/01/07

芍薬

眠りと起床の短編、プノンペンからパイリンに行く旅の短編の2編。後者の“迷い旅”の方が好みでした。異次元に連れて行かれるでも無く、時空を超えるでもなく、地続きで幻想世界にたどり着く様は新鮮でした。

2012/05/18

スプリント

淡々とした文章のためか初読ではあまり印象に残りませんでした。舞台となる通信社の事情に少し通じているので起こし屋が成立しそうな点は理解できます。自動起床装置が「覚醒」ではなくまさに「起床」であることがミソですね。

2014/05/25

kilioi

暗く深い水底から優しく浮き上げられるように、起こし屋さんに起こされたい。

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