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名張毒ブドウ酒殺人事件六人目の犠牲者 (新風舎文庫 え 108)

名張毒ブドウ酒殺人事件六人目の犠牲者 (新風舎文庫 え 108)

名張毒ブドウ酒殺人事件六人目の犠牲者 (新風舎文庫 え 108)

作家
江川紹子
出版社
新風舎
発売日
2005-07-01
ISBN
9784797497618
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名張毒ブドウ酒殺人事件六人目の犠牲者 (新風舎文庫 え 108) / 感想・レビュー

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e r i .

図書館。証言をどんどん変えていく村の人たちが怖い…。犯人を決めて排除すれば自分たちの生活は守られるのか。閉鎖的な村の様子が暗くこの事件が冤罪とするならば物悲しい気持ちになる。

2015/08/24

luther0801

▼奥西勝死刑囚が獄中死したのを気に読了▼僻地の村人が地域共同体の輪を守る意識、検察側の何としても犯人を挙げたいという同床異夢の意識が証言の変化、証拠の捏造で奥西勝を有罪に仕立てた▼作者は、奥西が①農薬を買ったとする不利な証言を積極的にしている点②一般的な死刑廃止論とは一線を画している点(コメントにて)において奥西の無罪を確信している▼今となっては、真実は闇の中であるが、著を読む限り、この程度の証拠・論旨で死刑判決とは、法治国家が泣く▼事実は闇の中だが、この事件を今後の教訓として活かしていくことしかない。

2015/10/21

はと

科学の進歩による精密な鑑定、新たな事実の発見、再現実験により、すでに奥西勝氏が有罪であることを立証する根拠となる物証は何1つとして残っていない状況になっているにもかかわらず、頑なに再審の扉を閉ざし続ける裁判所。すでに確定判決に対する信頼や法的安定性の確保の見地による厳格な判断などというレベルの問題ではない。根拠のない判決であった事実を絶対に認めたくないという裁判所の意地としか思えない。物証や証言を丁寧に追っていく作者の書きぶりは、マスコミ的な媚びもなく、冷静で読みやすい。

2013/05/03

miffy.x.

昔の閉鎖的な村社会についてよく書かれていたのが印象的。 図書館で借りてメチャクチャ面白かったのに売ってない、、

2018/04/01

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