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叡智の断片

叡智の断片

叡智の断片

作家
池澤夏樹
出版社
集英社インターナショナル
発売日
2007-12-14
ISBN
9784797671711
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叡智の断片 / 感想・レビュー

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らぱん

帯の惹句は「名言の引用術」で、金言名句の羅列ではなく名言を引用したエッセイで、脳のストレッチになった。知的で洒脱な文章は小噺のようで声を出して笑った。 文言や会話などの元ネタ自体が独立して面白くずば抜けた話もあったが、基本的には引用者の力量次第で、名言の引用は高度な技なのだと痛感した。 月刊プレイボーイ誌の2005~07年連載をまとめたもので、時事の話題の鮮度は無いが、あれから10年以上経ってるのかと思ったり、逆に10数年でSNSが変えた世界について感慨を持った。 それはそれとして、笑わせてもらった。↓

2020/03/07

ホッパー

名言やジョークの引用集。よくぞここまで引用だけで話が構成できるものだと感心する。

2020/01/12

いろは

毎年、ノーベル文学賞となると、日本では村上春樹が必ず話題に挙がるが、私の尊敬する人は、村上春樹はただの意識高い系で、それよりも池澤夏樹の方がインテリ系だと言って、ノーベル文学賞は池澤夏樹の方がふさわしいと言うので、手に取ってみたのだ。誰もが知ってる外国の有名な方々とは言わないまでも、あらゆる方々の名言を引用して紹介している作品なのであるが、なぜだろう、今ひとつピンとくる名言もないし、感銘を受ける事もなかったのが残念だった。それだけ自分の感受性が鈍感で、頭が固いという事だろう。修行が足りないのかもしれない。

2019/04/10

ふらん

おもしろい。あるテーマについて著名人の引用を紹介しながら、話を進めていくという工夫と遊び心に溢れたエッセイ集。気に入ったのはコレ「神は富を軽蔑している。それゆえロクでもない奴にしか富を与えない」。…うん、いい慰めになった。

2015/12/18

しんこい

2005年から書かれた連載ですが、主席と映画や、政治と科学の論理の違い、科学は一度嘘をついたら未来がないとか、偶然とはいえ今の出来事につながる話があるのが、名言であり叡智の有用なところですね。

2015/01/18

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