天使突抜 おぼえ帖
天使突抜 おぼえ帖 / 感想・レビュー
kayak-gohan
京都市には「天使突抜」という一風変わった地名がある。本著はその地名の由来、そしてそこに関わる人々との出会いと別れを徒然に綴っている。京町家が軒を連ねるところでは、地蔵盆などいくつかの行事が伝統として根付いている。また、京都の三名水は飲み水や料理用の水として使われてきたが、京都人はこれを定期的に汲みに行く。現在は梨木神社の「染井の水」だけが唯一残っていて、今でも毎朝汲みに来ている人がいる。それらには独特の空気感があり、ひとつの生活文化を形成している。筆者の語る文章の行間からもその空気感が読み取れる。
2022/12/02
アリ子
全部読み切る前に返却期限が来てしまった。タイトルから想像していた内容とは全然違っていた。マリンバ良いね。ぜひ続きを読みたい。
2023/02/26
かずくん
木琴奏者通崎睦美さんの最新刊。満永小百合さんのはなし泣かされるなぁ。そのはなしの中に筋がある。「通崎先生に教わっていたときよりわいことはない」は笑えるねー。
2022/08/13
spike
読んでいて心が落ち着く、素敵なエッセイ。文章が染み込むように頭に入ってくる気がする。小百合さんのエピソードも、とても悲しい話なのだけれども、それだけでなく心を揺さぶられる文章に感動する。いい本だなあ。
2022/06/19
水の都
読友Aさんお薦め書籍。書き手はマリンバ奏者。だからこのエッセイは「音楽」と「京都」のハーモ二ーで愉しめる。
2022/08/20
感想・レビューをもっと見る