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知の仕事術 (インターナショナル新書)

知の仕事術 (インターナショナル新書)

知の仕事術 (インターナショナル新書)

作家
池澤夏樹
出版社
集英社インターナショナル
発売日
2017-01-12
ISBN
9784797680010
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知の仕事術 (インターナショナル新書) / 感想・レビュー

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KAZOO

池澤さんが、梅棹さんの「知的生産の技術」を見習って、工房を見せてくれている感じです。私は非常に同意するところや参考になるところが多かった気がします。毎日新聞の丸谷さんのあとをついでの書評欄の取りまとめなど、読んでいて楽しめます。私も昔、自宅では朝日と日経、会社では毎日を読んでいたので毎日の書評欄の充実さは知っていました。池澤さん編纂の日本文学全集は読んでいますが、世界文学全集もこれから読もうかな、という気になりました。

2017/01/17

kinkin

混迷深まる現代を知的に行きていくためには、「情報」や「知識」だけでなくさらに深い「思想」が必要ということ。本の読み方、探し方、書店の使い方他、著者の知の仕事術。ただしあくまで著者流のノウハウ。こんなやり方もあるということが分かればそうじっくりと読む本でもなかった。A4裏紙とボールペンを電源の要らない外付けハードディスクと呼んでいる、という文にはすこし引いてしまうなー

2017/04/13

harass

この著者の小説はあまり読んだことはないが目を通したかった新書で図書館で見つける。題名の通り著者の読書や取材の仕方、執筆方法を語っている。期待していなかったのだが、へえと思うところが多かった。著者の書評のことやワープロパソコンの活用やメモの仕方など。電子図書、Kindleのことなど柔軟な使い方をしていて感心。蔵書の考え方、どんどん手放していく、など、そういうスタイルの人もいるのかと。文学者特有のスノッブさはなく、実用本位に感じた。まあ、ふわっとした部分もあり軽く書いたものだろうと思われる。

2018/01/07

どんぐり

現代を知力で生きるノウハウを開陳した池澤流「知の仕事術」。新聞の活用からはじまり、本の探し方や読み方、時間の管理法、アイディアの整理と書く技術など、いかに情報を得て知識をアップ・トゥ・デートしていくかが書いてある。かつてベストセラーとなった梅棹忠夫の『知的生産の技術』の最新版ともいうべき内容。目からウロコはないけど、参考にしましょう。

2017/09/05

藤森かつき(Katsuki Fujimori)

軽い感じで読みやすかった。今まで明かしてこなかった仕事術をはじめて公開だという。衝撃だったのは、本を書く時に一気に本を買い集めて、書き終わるとザックリと古書店等に処分してしまうという。なんとも潔い、とても真似はできない。名著と言われている本でも読むのを止めたいと思ったら我慢して読む必要はない、というのはやっぱりそうなんだ。「古典を読むのは知的労力の投資だ。最初はずっと持ち出し」は、続く理由とともに成るほど、と頷いた。「最もアイデアが湧くのは、実は書いているときだ。書くというのはすなわち考えること」は同感。

2019/09/24

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