ブレードランナー証言録 (インターナショナル新書)
ブレードランナー証言録 (インターナショナル新書) / 感想・レビュー
アキ
「ブレードランナー」のハリソン・フォードが「ブレードランナー2049」で同じデッカード役で出演していて懐かしく、当たり前だけど年を取ったなー。ハンプトン・ファンチャーが「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」から着想を得たが、本は気に入らなかったって。映画は多くの人がかかわるから原作と全く違ったものになるんだね。2049は前の映画の猥雑さが削がれ洗練された感じがするが、タルコフスキーの創始した「スロー・シネマ」として、フランスのメビウスの世界観を表し、よりスピリチュアルになった感じがする。次作もあるのかな?
2019/10/02
ねりわさび
無印と2049の2作品に携わった制作者たちのインタビュー集。ナボコフの青白い炎にある文章(細胞内の部屋と部屋の連結)などがなぜ劇中で表現されたかなどの映画内の謎解きがされている。BRファンなら必読の研究書と思いました。
2020/05/02
ぐうぐう
2019年は映画『ブレードランナー』の舞台となった年だ。その年に合わせて、『ブレードランナー』とその続編『ブレードランナー2049』に関わった人々に独占インタビューを敢行し、新たなる証言を引き出そうとするのが本書。ただ、インタビュアーである大野和基の試みは、ことごとく失敗する。『ブレードランナー』で最大の関心と言えば、デッカードはレプリカントだったのか、という謎だが、その問いに対し、『ブレードランナー』の脚本家であるハンプトン・ファンチャーは「答えを明確にしないほうがいいと思う」と素っ気ないし、(つづく)
2019/06/21
kokada_jnet
フィリップ・K・ディック、リドリー・スコット、シド・ミードといった鬼クリエイター達の周りでうろちょろしていた人たちへのインタビュー集。メイキング本の作者である、ポール・M・サモンにまでインタビューしているのが、楽しい。
2019/08/04
Atsushi Kobayashi
最後のポールMサモンさんのだけがちょっと面白い。新書というより雑誌レベルとみた方がいいですね。
2019/06/25
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