ことばのトリセツ (インターナショナル新書)
ことばのトリセツ (インターナショナル新書) / 感想・レビュー
タルシル📖ヨムノスキー
本書は、著者の黒川氏が人工知能の研究の中で、AIが返答するときの「はい」「ええ」「そう」をどう使い分けさせるかというとことがきっかけだったらしい。とは言え、単語の意味とか、敬語の使い方などがテーマの本ではなく、人が発音する方法と音の響き(イメージ)を研究し、まとめたもの。ここからモノのネーミングなどの話に展開していく。だから内容は実に細かい。音の説明があるたびに何度も自分の口で試してしまう。そんな中一番興味深かったのは、日本語には母音由来の大和言葉と、子音由来の漢語言葉かあるという話は眼から鱗だった。
2020/03/27
ルル
「ブーバキキ効果」←気になる方は調べてみてくださ(o^^o) 語感、から受ける印象や、与える影響などについて記されています!自分の名前も分析してしまいます^^
2020/03/04
かずぼん
日本語は母音も子音も両方を大切にするハイブリットな言語だということ、大和言葉と漢語という語彙によって情と理とを使い分けているということに納得である。またことばの感覚は体感であるということも頷ける。AIにナチュラルな日本語を喋らせようとしても、自ずと生身の人間の体感を伴う言葉を作り出すことは難しく、AIとの棲み分けもそういう点からも見えてきそうな気がする。
2020/12/14
やまとさくら
飛ばし読み◎肯定の返事をするのに、車載の機械では「はい」しかなく、「はい」「ええ」「そう」を適切にうまく使い訳ができないと、心情的にスムーズでなくなる、と。◎母音・子音ごとの発音の舌や息の使い方、口腔の縦幅などから、言葉の感じ方・影響◎自分の【気合語】が分かっているといいかも(夫さんは、「パッパラッパッパー」のよう。。)
2020/03/11
せっかちーぬ
図書館本。語感の違い、知らないことばかり。言葉のチョイスを間違えて、落ち込むことの多い私、また、相手の言葉遣いに「その言い方はないでしょう?」と思いがちな私にほ、必要な本だった。D音はオフィスでは避ける、始めは激励、終わりは励まし、など。同じ意味の言葉でも、TPOに基づいた選択や発音が必要。気をつけよう。失言避けて、また黙ってしまうかもしれないけど。
2020/03/02
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