わたくしたちの旅のかたち
わたくしたちの旅のかたち / 感想・レビュー
ままこ
『兼高かおる世界の旅』の兼高さんと小説家の曽野綾子さんの今まで経験した旅に関するエピソードや今の世界情勢、日本人に対する御意見を含む対談。年配の人にも読みやすいように文字も大きめ。色んな民族の風習とかも興味深く読んだが1番驚いたエピソードはサウジアラビアの処刑方法で「蜂蜜の刑」名前からすると美味しそうな刑だがこの処刑方法はすごく残酷で恐ろしい刑だ。
2017/05/27
Kei
内容もさることながら、お二人が語られる日本語の美しいことよ。私も今日は、きれいにしゃべろう。(笑)
2017/06/24
ひと
戦前生まれの上品なおばさまによる、日本の国際化の歴史を旅行を軸にトークした雰囲気。お二人ともキリスト教系の女学校を出ているので、元々育ちは良いのだろう。そこに戦後の貧しさや混乱を経て強さも加え、生来の好奇心に駆られて道を切り開いていった感がなんとも魅力的。挑戦をきっかけにどんどん活動のスケールが大きくなってく様に驚く。差別論者ではないけれど、平等主義による生きにくさを最近感じ始めているので、最後の、平等を求めすぎることの危うさと文化を創る上での富の役割への言及には同意。先人を参考に自分の道を探りたい。
2023/08/06
Tadashi_N
海外旅行が憧れだった頃の、時代の先駆者。
2023/06/01
tetsubun1000mg
子どもの頃日曜日の朝によく見ていた「兼高かおる世界の旅」は昭和34年からやっていたなんて知らなかった。 当時は兼高さん、カメラマン、助手の3人で撮影していたとは驚き! だから画像を見ながら兼高さんと芥川さんの掛け合いの構成になっていたのか。 当時の舞台裏が見られて大変面白い読み物。 曽野綾子さんも作家業の後半からアフリカの医療や学校設立の援助に現地を飛び回っていたそうだ。 二人ともに戦前生まれで戦中にキリスト系女子高、大学を出てアメリカ留学などをされたというので、大変な才女だったようだ。最後まで楽しめた。
2021/11/10
感想・レビューをもっと見る