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隣の聞き取れないひと APD/LiDをめぐる聴き取りの記録

隣の聞き取れないひと APD/LiDをめぐる聴き取りの記録

隣の聞き取れないひと APD/LiDをめぐる聴き取りの記録

作家
五十嵐大
出版社
翔泳社
発売日
2022-12-12
ISBN
9784798175324
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隣の聞き取れないひと APD/LiDをめぐる聴き取りの記録 / 感想・レビュー

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ちょこ

聴力には問題ないのに聞き取りが困難な人たちのことをAPDという。学校ではどうにかやり過ごすことができても社会に出て壁にぶつかるのだ。バイト先で指示が聞き取れない、同僚との会話が聞き取れない等々。そのため仕事をやめた人もいる。APDと診断されたからといって特別な治療ができるわけでも医療費補助が出るわけでもない。でも名前がつくことによって変わることはある。共事者という言葉が本書の中に出てくるが当事者非当事者で線を引くのではなく社会の一員として共に連帯することはできるはずだという。分断ではなく連帯を。

2023/06/20

マイアミ

★★★★ APD(Auditory Processing Disorder)。聴覚情報処理障害。聴力に問題はないのに、特定の状況下で相手の言葉が聞き取れなくなってしまう困難。海外では聞き取り困難を意味するLiD(Listening Difficulties)がAPDに代わる言葉として採用されつつある。耳鼻科にいっても聴覚に異常はないので、この障害が障害と認知されない現状や、周囲に説明する難しさ、理解してもらう難しさ、障害者手帳をもらえず補助金を受けられない、等々。様々なことが学べた一冊。

2023/03/05

ヨシ

APDについてよく理解できた。もっとたくさんの人がAPDについて知ることが大切。

2023/07/15

もちこ

聞いたことはあったけど…程度だったので、1冊目に最適でした。 作者さんの素直な気持ちと、当事者の方々、「共事者」の方々がそのまま書かれているような、読みやすさ。 隣に立つって、難しいよね… 2024-7

2024/02/14

渡辺 にゃん太郎

APDを知るための導入本としては最適だと思ったが、深く知るにはもう何冊か読む必要があると感じた。同じAPDでも人によって困難が違うというのは他の症状(認知症や統合失調症など)に似ていると思った。 それよりも、共事者という概念を知ることができてよかった。共事者を知ることで当事者と健常者の境目がなくなり、自分がどちらに属するかなんて考える必要性がなくなるからだ。障害や困難は人によって違うし、それよりも目の前にいるあんたを大切にしたいんだよっていう、まさに「それな」という言葉である。

2024/06/05

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