池田暁子の必要十分料理
池田暁子の必要十分料理 / 感想・レビュー
よこたん
“おかしい 絶対に おかしい 難しすぎる 毎日ご飯を作って食べるという ただそれだけのことが こんなに難しいなんて おかしい” 何となく作る料理が不味いのは、何故? 料理上手の友人と自分の差は何? 苦手からの脱却を足掻くコミックエッセイ。目指すのは、すごく美味しいは無理だから、不味くない料理。それには、材料の不味くなる組み合わせ、作り方を間違えた食感の不味さを避けることが重要。“わたしが邪魔しなければ 食材は美味しい”はちょっと切ないね。スポーツは向いてないと割り切れても、料理はそうは言いにくいかも。
2024/10/28
ゆきらぱ
買って良かった一冊。料理って、得意な人は中学生くらいから上手いですよね。その人の「味」がありますよね。「字」や「歌」と同じで上手い人はもともと上手い、と常々思っている私です。そうでない人向けこうして工程を一つ一つ分析されているとなるほどとなりました。色々な側面からの研究にとても熱いものを感じました。作者池田暁子さんの熱心さは巻末の参考文献の多さにも表れています。池田さんのよしながふみ風の絵も見られて(さすが)心が弾みました。
2023/07/17
ぐっち
前作から数年、納得のいく料理はできたのか?私から見ると、池田さん(毎日具だくさん麺で平気→私もだ)と夫さん(豆乳キムチ鍋に舞茸NG→私も入れる)のズレのが問題なんじゃないかとも思わなくもない。「昭和の専業主婦の手の込んだ料理を再現しようとしてた」とか「今は30品目じゃなくて野菜の量」など興味深かった。あと野菜の最終形態が見たことのない色や形になってた!最終的にいくつか定番料理や料理方法が確立できたようでよかった。私はレシピ味見なし派なので真似しづらいのですが、久々に池田さんらしいエッセイでよかったです。
2023/05/07
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
食べることやお料理に特別なエネルギーを費やせない事に罪悪感を持ってしまう方に激オススメ。まずいの原因を2つに大別、食感によるまずいを無くす事にかなりの文字数が費やされており、これはヘドバンレベルの同意。「きのう何食べた?」を究極の献立漫画として徹底的に分析するとこなど、著者のこれまでの作品同様の帰納法ですね。どんな料理本でもうまくやれなかった、という方のファイナルアンサー的な本だと思うけどなあ。
2023/04/09
マジョラム
私も、あまり料理が得意なほうではないけど、苦手だというところで終わっていて、ここまでいろいろな本を読んだりして、どうにか苦手を克服したいという、その心意気がすごいなと思った。ものすごいたくさんの本を、読んでいるし、実際にやってみて、自分でも無理なくできるラインを考えている。きっとここに至るまでに、池田さんは、ものすごい時間がかかったと思う。私も負けずに頑張りたい。
2024/08/31
感想・レビューをもっと見る