超訳 ヘッセの言葉 (ディスカヴァークラシックシリーズ)
超訳 ヘッセの言葉 (ディスカヴァークラシックシリーズ) / 感想・レビュー
抹茶モナカ
ヘルマン・ヘッセの言葉を白取春彦さんがチョイスして編集した名言集。ニーチェの超訳モノを編集した人で、恐らく、ヘッセがニーチェ信者だった繋がりからヘッセ名言集の構想をしたのだろう。1ページにヘッセの文章の断片がドンと掲載されている本で、小説や、書簡から抜粋したもので、良し悪しがあろうけれど、解説が欲しいところ。単独で意味が通ずる文章になっているが、読者の思考の助けになるような解説があると嬉しいところ。白鳥氏が何者なのか、よくわからないので、解説が付されると、本自体のうさん臭さがいや増すかもしれないけれど。
2019/01/30
Mari
図書館
2021/02/06
テツ
「自分であれ。そして自分という存在について考え続けよ」 『デミアン』も『車輪の下』も『シッダールダ』も、およそ全ての作品でヘッセが言いたい事はこれだけなんだと思う。ただ単純に自分の欲望や衝動に突き動かされ生きろという意味ではない。自らの内側を見つめ自問自答を繰り返し、人生を通じて自分という存在を創り上げていく。モラトリアム期間を延長したいがために行う安っぽい自分探しなどにうつつを抜かしていないで、日々の生活の中で自らの在り方を確認していくことが本当の意味で自分と出逢える唯一の方法なんだろうな。
2015/08/20
星の王子さま
休日。カフェ巡りで出会った本。 自分の心の声に従って、自分自身を深めていくことが、人のためになる「献身のための利己主義」 わがままと紙一重。物事って、そんなものなのかなぁー しかし、心に響いた。
2015/07/25
鼻炎
本を読むための三つの心得。書物の内容に対しての敬意。理解するための根気。最後まで著者の言い分に耳を傾ける謙虚さ。
2016/03/13
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