きみが来た場所 Where are you from? Where are you going? (喜多川 泰シリーズ)
きみが来た場所 Where are you from? Where are you going? (喜多川 泰シリーズ)
- 作家
- 出版社
- ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日
- 2017-01-26
- ISBN
- 9784799320334
きみが来た場所 Where are you from? Where are you going? (喜多川 泰シリーズ) / 感想・レビュー
散文の詞
「ルーツキャンディ」って面白い発想です。でも、数に限りがあるのは最初からわかりますから、その数分?ってなんとなく思います。こいういう話って、何かのきっかけがあって成り立つような気がすのですが、それがなかったような?まあ、自分の過去を知れることは、これからの人生に取って大事だと言うことはわかりますから、改めて考えさせられるいい話だと思います。 しかも、ルーツと言いながら、結局、子どもにも生きる力を教えてもらうことにもなるんだろうと、そう思います。 子どもが生まれたばかりの人には、いい1冊だと思います。
2020/06/05
SOHSA
《kindleunlimited》“人は自分の人生を精一杯生きる上で必要なものはすべて持って生まれてきている” “今を精一杯生きる覚悟をする” ひとつひとつのフレーズを抜き出すと今までにも何度も聞いた使い古されたような言葉ではあるが、小説の中で語られる言葉はなぜかどれも胸に刺さる。当たり前のことの中に真実はあり、だがその多くを人は見過ごしてしまっている。今ここに集中する、脚下照顧。マインドフルネスや禅とも相通ずる思想が本書にも流れている。人生の在り方をもう一度考えてみようと思わせる一冊だった。
2022/11/05
速読おやじ
著者の本は説教っぽい雰囲気がストーリーに勝ってしまいがちだが、この物語はとても良かった。自分の両親、祖父母、そのまたご先祖が道を切り開いてくれたから今の自分がある。自分が生まれた時、子供の頃、両親は愛してくれたんだろうなあと改めて感じさせてくれる。そして、自分の子供たちへの愛も再確認させてくれる。小説としての評価はともかく、今の自分にはぴったりの物語だった。
2021/03/19
Comit
Prime Reading~誰かのためにという思いは、人を強くする。子どもを育てるのは親だけど、子どもに育てられるのも親なんだなぁと改めて思う。自分という生命があることの奇跡、親への感謝、子どもと一緒に居られる“今”の大切さ、この本が伝えようとするものは大きい。いい本だなぁ~でもどこかで読んだな~と思ったら、この本は、著者の『母さんのコロッケ』を改題+書下ろし追加したものでした😅再読になるのかな(笑)
2023/02/06
ムーミン
「すべては出会いによって実現されていく。自分が何をするかよりも、誰と出会うかだ。そしてその出会いは、自分が今できることを精一杯やっていく中で自然とやってくる。同じ志を持ったもの同士は惹かれ合って出会うことになっているんだ。そして、そうやって出会ったもの同士が同じ方向を向くとき、1+1は2ではなくなる。場合によっては10になることだってある。そのことを覚えておくといい。」P.212
2019/06/11
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