これからの教養 激変する世界を生き抜くための知の11講
これからの教養 激変する世界を生き抜くための知の11講 / 感想・レビュー
KAZOO
代官山の蔦屋書店で2017年に行われた、今後の世界に必要な知識についての11人のその分野の一人者が講演というか対談のようなものを集成したものです。それぞれがご自分の専門を生かしての発言であって、うなづけるものが多々ありました。生命の池上高志、健康の石川善樹、デザインの原研哉、文学の平野啓一郎、人類の山極寿一それぞれが語られていることが今からはかなり古くはなっているもののかなりインスパイアされました。
2024/06/25
けんとまん1007
登場する11名のうち7名の方の著作に触れたことがあり、親近感を持っている。教養、リベラルアーツは欠くべからざるを得ない領域だと思っている。一つのことを考えるにしても、複数の視点からの要素は必須だと思う。それが、広がりや深みにつながる。ここ数年は、哲学とデザインの二つが自分の中で、大きな位置を占めている。そして、その根底にあるのが、山極先生の領域と思考だ。
2024/05/20
u1
平野啓一郎以外誰も知らんかったけど、どの人の話も面白かった!このインタビュアーの人が話を聞き出すのが上手すぎるんじゃな!『「純文学は確かに社会に生まれた0・01%の毒である」とも書かれていますよね。これはすごくいい純文学の捉え方だなと思ったんですが、この「毒」という言葉にはどういう意味を込めているんですか?』➡️いい質問ですね!これに対する平野啓一郎の答えがまたイイ!平野啓一郎の本は読んだことないから是非読んでみよう!
2021/09/16
Porco
ソーシャリー・エンゲージド・アートという概念を初めて知りました。あと、山極寿一氏の「身体感覚で共感できるのが人間で、ルールに従わないと社会が保てないのはサル」(大意)というのも面白かった。
2019/09/12
Tenouji
トピックが私の興味と重なるので、とても楽しく読めた。全体としては、資本主義が終わろう(変わろう)としていること、個人の活動の範囲が広がっていることが、共通認識なんだろうな。それによる価値観の変化を、どう受け止め、活動していくか。とても、示唆に富むインタビューで、年末に読めて良かったな。
2018/12/30
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