教養としての平成お笑い史 (ディスカヴァー携書)
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教養としての平成お笑い史 (ディスカヴァー携書) / 感想・レビュー
きみたけ
著者は東大文学部卒でお笑い評論家のラリー遠田氏。14の「事件」を題材にして平成のお笑いの歴史を一種の教養として振り返った本。前期(1989~98年)は、とんねるず、ウッチャンナンチャン、ダウンタウンらの「お笑い第三世代」の台頭、中期(1999~2010年)は、「M-1グランプリ」「エンタの神様」等の若手芸人ブームと「アメトーーク」等のひな壇トークバラエティの世代、後期(2011~19年)は、お笑いブームの終焉とレジェンド芸人の君臨。 個人的には、サンドのM-1優勝と島田紳助の引退あたりが大きな変化点かな。
2022/12/27
まるほ
平成4年から28年までの間の出来事をいくつかトピック的に扱って、平成のお笑いを振り返ってみる、という趣向の本。▼明石家さんまの離婚/ビートたけしのバイク事故/山田邦子の人気凋落/松本人志の“ごっつ~”降板/欽ちゃんの冬季五輪閉会式の司会/上岡龍太郎の引退/鶴瓶のモロ出し事件/有吉・品川のおしゃクソ事変/サンドウィッチマン・スリムクラブのM‐1/島田紳助の引退/『笑っていいとも!』の終了/又吉の芥川賞受賞/ピコ太郎の『PPAP』▼適度に距離を置いて、対象を冷静に分析した文章で、興味深く読むことができました。
2020/02/04
gtn
みのもんたの跋扈が上岡龍太郎引退の穴埋めということには気付いていたが、その上岡の東京での活躍も「ポスト巨泉」だったとの著者の指摘に頷く。みのもいよいよ実質セミリタイア。その隙間に収まるのは誰か。
2020/02/16
Porco
あとのほうには又吉の芥川賞受賞やPPAPの話も出てくるのですが、その前のビッグ3をはじめとした大御所のすごさの解説が面白かったです。第7世代が活躍する前、その気配もない時期までの話。
2021/08/22
Kaz
想像以上に含蓄があり、興味深く読むことができました。昭和40年代生まれなので、書かれている内容がガッツリフィット!そうそう、そうだった。そうだったよねえ。他にもいろいろターニングポイントはあったと思うが、なかなか素晴らしいチョイスで良かった。
2020/01/21
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