小説 PSYCHO-PASS サイコパス (下)
小説 PSYCHO-PASS サイコパス (下) / 感想・レビュー
カザリ
シビュラよりも、もっと管理しやすい方法があることに気付く。要は、完全なシステムがないってことなんだろうけど、このシステムがリアルに感じられないとSFは破綻してしまうと思う。初見はすごい感動したけど、3年経ってみると、これをこえるリアリティーをがんばってつくらないとなあ、と思う。
2015/04/22
藤月はな(灯れ松明の火)
まやかしの理想社会はあっけなく、揺るがされた。ヘルメットによる、ホッブスが国家統治として絶対王政の必要性を説く前提とした「万人の万人に対する狼=自己保存のための自由」の暴走が腹立たしくも遣る瀬無い。特に「リンチをしたことで色相は濁りませんよね?」と確認する所には人間への生理的な嫌悪感を感じました。そしてシビュラ・システムの真実は人間の性悪説よりもより、醜悪なものだった。社会が成り立つためのシステムの目的は簡単に手段に成り下がる。それでも朱は悩み、責任を抱えながらも人を信じることを選んだ。彼女の決意に敬礼。
2014/06/15
ソラ
アニメをDVDプレーヤーの故障により見れなかったのでほぼ初見に近い感じで読了。けっこうアニメより丁寧だったような気がする。これはまだ続く?
2014/01/03
昼夜
シビュラが判定する自分の職業とか犯罪係数に興味があるけど何もかも押し付けられるのはちょっとなぁと思うのは違う社会に住んでるからですよね。自分が生まれてからずっと当たり前だった世界を否定するってなんかディストピアな物語だけだと思ってたら、全体的には変わらない小さいことだけど選挙に投票することもそうだなぁって思いました。読み終えたときに頭に「悪が栄えるのに必要なのは、善人が何もしないことである。」が浮かんだ。このあと朱と狡噛はどうするんだろう。
2016/05/03
宇宙猫
★★★ 随分前だけど、最終回を見逃したので読んだ。こういう終わりだったのか。内面が描かれる分、アニメより悪意が強く出てるけど、インパクトは映像に負けちゃうのは仕方ないな。
2021/12/24
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