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海鳥の眠るホテル (『このミス』大賞シリーズ)

海鳥の眠るホテル (『このミス』大賞シリーズ)

海鳥の眠るホテル (『このミス』大賞シリーズ)

作家
乾緑郎
出版社
宝島社
発売日
2012-09-07
ISBN
9784800201867
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海鳥の眠るホテル (『このミス』大賞シリーズ) / 感想・レビュー

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星群

『一匹釣れたら帰ろうなんて言わないよね』『…仕方ないな』『千佳さん、まだここにいますか』過去と現在。カメラマン志望の千佳、認知症の妻を介護する泰史、廃墟に棲む記憶を失した男。彼らの辿り着く先には、あまりにも哀しい真実が待ち受けていた。耳の奥で、海鳥の鳴き声が響いている。

2012/11/25

まつじん

なんとも乾いた悲しい気配の物語です。千佳さんどうなるんだろう…と主人公の行く末を心配してたら、ってネタバレですね。でも読み始めから既に儚い気配に満ちてますからねぇ。

2012/10/06

つらら@道東民

一気読み!「首長竜」より良い出来。思わず出版社を確かめたくらい(^_^;) 宝島が悪い訳じゃないんだけど、これにホラーミステリーと煽りを入れるのがもったいない。3つの視点が一つの世界に変わっていく手腕がお見事です。不思議と懐かしさを感じさせ、読み終えると寂寞感漂う悲しい読み心地が良い。欲を言うと視点が変わっても語り口があまり変わらないのと、最後にもうちょっとスパイスが欲しかったかな。でも、追いかけたい作家さんに決定です。

2012/11/13

カナティ

【図書館】『完全なる首長竜の日』が面白かったので次作のこちらも手に取ってみました。アルバイトをしながらカメラマンを志す千佳。認知症を患った妻・君枝の介護に苦悩する靖史。廃墟と化したホテルに佇む記憶喪失の男。この三人の視点で物語が進み、一つにつながっていくというストーリー。途中、モヤモヤっとした視点があって混乱する場面もありましたが、最後まで一気読みでした。後味が悪いとまではいきませんが、読後感は「哀しい」というか「喪失感」でいっぱいになりました。

2012/10/29

夜梨@灯れ松明の火

三人の視点から書かれています。最初は関係がわからず「…??」となりますが、徐々につなぎ合わさり、最後にやっと全てがあきらかになります。写真家&裸婦モデルの千佳の人生が、切なすぎて泣けます。首長竜を再読してみます。

2013/01/26

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