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大江戸「町」物語 月 (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)

大江戸「町」物語 月 (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)

大江戸「町」物語 月 (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)

作家
辻堂 魁
千野 隆司
中谷 航太郎
倉阪鬼一郎
出版社
宝島社
発売日
2014-06-05
ISBN
9784800227461
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大江戸「町」物語 月 (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ) / 感想・レビュー

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mikipon

アンソロジーなのに、それぞれの短編が他の『大江戸「町」物語』とつながっているのにちょっと驚いた。でも登場人物の馴染がある分、どの短編もすんなりと読めたかな。どの作家さんも、このシリーズで初めて読んだんだけど、倉阪鬼一郎さんの話が好きなので、他の作品も読む予定。

2014/07/25

ナツメッグ☆

千野隆司の「珠簪の夢」がいい。ヒロインの登世と定松のこれからがどう進展していくのか楽しみ。辻堂魁、倉阪鬼一郎は初読み。辻堂の剣戟シーンは読ませる。倉阪の「藍染川慕情」は、しっとりと泣かせてくれる。

2014/06/11

山内正

谷中感応寺近く店に貼り紙が 店しまいと 病が伝染るって噂が 女房と店を持って五年一人娘を病で亡くし翌年女房が死んだ 俳諧師が蕎麦をと 最後の客か? 勿体ないねといい置き帰った 身投げしようと川道を歩き 懐の暖簾に触った時おとっつぁん お前さんと声がした 最後に屋台の親父に元締めを教えてくれもう一度やり直しだと 店の側で屋台を出し 命日には行くからなと呟く お前さんおとっつぁん声が聞こえた 後にいるよ届きそう お前等のお陰だ 眼の前に二人が見えた もう行くねおとっつぁん

2021/02/12

酔いよい

本郷、小石川、板橋宿、谷中の町を舞台にした4人の作家による4篇。 切腹介錯人の剣と心の葛藤、薄幸な娼妓と男の純愛、客引き兼用心棒を生業とする男に舞い込んだある仕事、亡き妻子への想いを胸に蕎麦の屋台を引き歩く男・・・いずれの物語もなかなか読み応えがあった。板橋宿の物語に登場する縁切檜は今も現存する。かつて私はこの近くに住んでいたこともあり、ひときわ感慨を覚える一篇でもあった。時代小説の妙味が詰まった味わい深い一冊。

2014/09/26

おさと

どなたも初読み作家さん。しんみりからちょっとポップまでいろいろ。

2023/09/27

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