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『このミス』が選ぶ! オールタイム・ベスト短編ミステリー 赤 (宝島社文庫)

『このミス』が選ぶ! オールタイム・ベスト短編ミステリー 赤 (宝島社文庫)

『このミス』が選ぶ! オールタイム・ベスト短編ミステリー 赤 (宝島社文庫)

作家
連城三紀彦
江戸川乱歩
高木彬光
泡坂妻夫
出版社
宝島社
発売日
2015-04-04
ISBN
9784800240378
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『このミス』が選ぶ! オールタイム・ベスト短編ミステリー 赤 (宝島社文庫) / 感想・レビュー

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やきいも

2014年のアンケート「オールタイム・ベスト国内短編ミステリーベストテン」にランクインした作品を収録した本。日本の短編ミステリーの豪華なアンソロジー。悲恋物の『桔梗の宿』の哀しい結末が印象的だった。この作品が収録されてる連城三紀彦の有名な短篇集『戻り川心中』が読みたくなった。江戸川乱歩の『押絵と旅する男』も謎解き小説ではないが、幻想的で独特な味わいのある一編だった。同じアンソロジーの「黒」の巻も読みたい。

2015/09/16

yu

読了。 連城さんは2作とも既読だった短編。何度読んでもいい。高木さんは初読みかなぁ。若干、既読感があるストーリーで、なんとなくありきたりだったような。。。泡坂さんも初読みだと思われ。ん~、あまり好きな感じではないかな。

2016/04/10

HANA

日本の歴代ミステリの中から五編が収録されているが、オールタイムと銘打つだけありどれもこれも完成度がただ事ではない。とはいえ初めて読むのは連城三紀彦だけであり後は全て既読であったが、名作というのは二読三読にも耐えるものであるな。高木彬光で謎解きの妙を楽しみ、乱歩でこの世ならぬ世界に遊び、泡坂妻夫の独特の論理を楽しむ。で初読の連城三紀彦、何故彼を今まで読まなかったのかと後悔する事しきり。収録されている二編とも人間の悲しみがもう幻想の域まで高められて、しかもミステリらしく一捻りある。言う事なしの一冊であった。

2015/05/12

yucchi

名作短編アンソロジー。『このミス』で選ばれた上位10作のうち5作が収録されている。すべて既読。既読...。既読...? こうも覚えていないとだんだん悲しくなってくる...(´•ω•) どれも短編だからといって侮るなかれ。連城氏の美しく哀愁のある文章、泡坂氏と高木氏のイケメン探偵対決、乱歩の幻想的な風景と1冊でいろいろ楽しめる。私の鳥頭もこういう素晴らしい作品を何度も新鮮な気持ちで読めると思えば、それはそれでお得なのかもしれない。

2016/10/24

yumiko

さすがオールタイム・ベスト!5作全てが素晴らしい作品なのは勿論のこと、どれも著者の個性を色濃く表し、入門書としても楽しめるアンソロジーになっている。連城三紀彦の2作は、何度読んでもただもううっとり。これほどまでに耽美な文章と見事な謎が融合したミステリーが他にあるだろうか。ため息が漏れ出るほどの美しさ。巨匠乱歩の作品も既読ながら、幻想的な世界にあっという間に引き摺り込まれる。どっぷりと物語にはまる快感…。高木彬光、泡坂妻夫の作品も、あっと驚く展開に引き込まれ面白く読んだ。これは黒のバージョンも楽しみ!

2015/04/18

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