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鬼の大江戸ふしぎ帖 鬼が見える (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)

鬼の大江戸ふしぎ帖 鬼が見える (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)

鬼の大江戸ふしぎ帖 鬼が見える (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)

作家
和田はつ子
出版社
宝島社
発売日
2015-08-06
ISBN
9784800244482
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鬼の大江戸ふしぎ帖 鬼が見える (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ) / 感想・レビュー

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初美マリン

童の神、を読んだばかりだったのでとても楽しく読めました。頼光の四天王の子孫と酒呑童子の鬼の子孫の闘いなのですが、鬼と人の共存、交流でほっとする時代小説です

2019/04/10

アルピニア

4話からなる連作短編。してんのう(本作ではなぜかひらがな表記)による酒呑童子退治から数百年。その後もそれぞれの子孫の間では、戦いが続いており、鬼は姿を隠して人と共に生活しているという設定。やたらといろいろな鬼が出てくるが、鬼も真っ当に暮らしているし、悪者は人も鬼もどちらも平等に(笑)登場したし、家族や愛しい人を想う気持ちは人も鬼も同じ。「童の神」を先日読んだばかりなので、鬼についての記述も鬼目線から見たらどうだろう・・などと考えてしまった。第四話の「鬼が匂う」では、驚きの展開だったが温かい気持ちで読了。

2019/04/19

はつばあば

人より鬼の方が多いという大江戸の話だが、鬼も人も自分に合った暮らしを望むが、お互いを相入れる度量を持たねば。ほんの息抜きの本だが、平成の世は鬼より恐ろしい「人」が住んでいた。・・などと未来の作家に書かれるかもしれない。

2015/08/10

美月0217

大江戸は人よりも鬼の方が多いらしい。同心の源時は人の顔の裏に見える鬼が見えるようになった。源時は実は…和田はつこさんの本はあまり読むことがなかった(もしかして初めて?)けど、これは読みやすく、楽しく読めました。

2015/08/28

Norico

突然鬼が見えるようになった同心の源時さん。なんと酒呑童子を倒した源頼光の四天王の一人、渡辺綱の子孫だった。そんな話を割とすんなり信じちゃって、狼鬼とも仲良くなっちゃう源時さんが好き(笑)。狐に狸は分かるけど、鼠に猫、鶯や時鳥なんかの鬼も人間界にたくさん混じって暮らしてるのがほのぼの。そして、一番怖いのはやっぱり人間だなぁ。

2019/01/13

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