最強のすすめ 日本刀が教えてくれた日本人の生き方
最強のすすめ 日本刀が教えてくれた日本人の生き方 / 感想・レビュー
ひろ☆
居合の世界もしきたりや古い慣習があって、大変だね。ちょっと愚痴が多いけど、刀の世界を知れたのは良かった。飛んでくるBB弾を居合で真っ二つにするすごい腕の持ち主みたいだから、あとで動画見てみる。殺し合いをしたら、生き残る自信があると言い切るとこは好き。
2016/03/15
みかん
平成の侍・町井勲氏と、和月夫妻の三者による鼎談本。第一章「現代人よ、強くなれ」の話は深く共感した。逃げてばかりでは大事な人は守れないし、現代日本のように潔癖なほど力を嫌って、弱いことが素晴らしいとされる風潮に活を入れた町井氏の話は説得力がある。強さ・弱さのピラミッド構造から、弱い人たちが数という力を根拠にまとまって手に入れた民主主義に至る話ははっとするほど面白かった。また、「力を放棄することは悪」「戦わないで負けた人、すべて投げ出した人を侮蔑する」と断じる和月先生の言葉は『るろ剣』の作者として重みがある。
2016/02/12
phmchb
偶々某古本屋で見つけたもの。町井さんのことは一応知っていたが、こんな「キャラ」だったとはね。あと本書が出た2016年段階では5つだったギネス記録がwikiで見てみたら6つになっていて草。一読の価値大有りな一冊。
2021/03/19
なつきネコ@中の人だよ!
剣心達に憧れ、剣術に興味を持ったので、和月さんの本を手に取りました。最近の僕の考えた最強キャラのために、求めない主人公がやたら多いのだろう。それに対し和月さんはキャラを作りの理論や、マンガ理論はみごと。町井さんはBB弾斬りなどで、居合いを見せ物にしていると毛嫌いしていたが、居合いは体術であり、下げ緒捌きの話で見直してしまった。現代の弱さへの傲りは、和月さんや町井さんの姿勢は正しい。法律が裁こうがその前に殺すことはできる。強さを忘れてはいけない。彼らに終わりはなく。大道を歩む技術者はかっこいい。
2016/05/21
さくら餅
あくまでも町井先生がメインの対談で和月先生はおまけ程度。でも和月先生に引かれて読んだ私でも十分楽しめました。内容は、居合術のあれこれや刀のあれこれ、そしてるろ剣の秘話など。町井先生曰く「武術家は聖人君主ではない」とのことですが、この本を読むと確かに癖のある方です(笑)殺し合いをすれば生き残る自信がある、と言い切るのは流石。そして和月先生の「戦わないで負けた人を俺は蔑む」という言葉がるろ剣の著者らしさを感じました。ともかく居合を習いたくなる一冊。
2016/05/27
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