【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段
【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段 / 感想・レビュー
遥かなる想い
2016年このミス大賞受賞作。 姿を見せない現代の美術家 川田無名の 人物造形がよく、話に引き込まれる。 無名の作品を扱う美女永井唯子はなぜ 殺されたのか..そして無名とは誰なのか.. 定番の展開だが、舞台が美術の世界ゆえに 華やかで楽しい。 オークションでの盛り上がりと暴かれた真実 ..最後は納得の終わり方だった。
2016/06/26
starbro
第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作、先日のブラック・ヴィーナスに続いて2作目を読みました。図書館の予約に大幅に出遅れましたが、ようやく読めました。タイトルからはアート・ミステリだと思わず読みましたが、少しリアリティにかけるものの、面白く一気読みしました。現代アートの知識に乏しいので良く解りませんが、現代アートの作家とは建物の建築士に近い存在(設計図は作成するが、自らは造らず、最期に確認してサイン)なのでしょうか?個人的にはブラック・ヴィーナスを推します。
2016/08/23
takaC
読み始めも読み終わりも同日(8/6)ながら約90%は昨夜寝る前に読んだ分で、今朝起きて以降読んだのは全部足してもわずか15分ほど。ノックス則に忠実ななかなかよくできた推理小説なんだろう。非現実的な気がするのは否めないけど。
2017/08/06
ナイスネイチャ
図書館本。正体不明の画家と繋がりがあった唯子が殺されて犯人を探すミステリー。皆さんの評価通りミステリーとしてはイマイチでしたがアートとしては金に絡む知識として面白かったです。
2016/07/23
いつでも母さん
ギャラリー・アート・オークション・・全く門外漢の私。美的センスを持ち合わせていないので、ミステリーを絡めても今一つ乗り切れなかったのが正直なところだった。姿を現さない人気作家かぁ。時々ニュースで知るオークションの値に違う世界の話だと、収集家の気持ちや転売など分かる訳も無く。例え贋作だと云われても私には分からないだろう。そんなんで終始してしまった。アトリエの中の人間関係は多分現実なのだろうとも思う。作品を生み出すのは一人だろう。その才能は努力だけでなく感性の差なのか?が、ラストの電話は良い。
2016/03/22
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