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新装版 イノセント・ゲリラの祝祭 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

新装版 イノセント・ゲリラの祝祭 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

新装版 イノセント・ゲリラの祝祭 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

作家
海堂尊
出版社
宝島社
発売日
2016-05-10
ISBN
9784800255167
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新装版 イノセント・ゲリラの祝祭 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) / 感想・レビュー

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ともくん

今まで読んだ、桜宮サーガシリーズの中では、1番小難しい話。 医療と法律。 医療と行政。 二人三脚で歩まないといけないのに、仲の悪い両者。 どこまで、歩み寄れるのか、それとも、仲違いするのか。 今現在も、問題になっている、医療事故など、考えさせられる。

2019/03/27

Yobata

バチスタシリーズ第4弾。新装版で再読。今回の舞台は霞ヶ関で、医療ミステリというより現在の医療行政の言及。昼行灯田口がついに霞ヶ関進出かと思いきや、後半メインの会議ではスカラムーシュ彦根の独壇場だったよね。関係各省庁の官僚達が利権を守るための発言を繰り返すが、医療現場の最前線の医師達が監察医制度等の医療問題を浮き彫りにし、医療行政の崩壊の危機を訴える。彦根の登場で、これからバチスタシリーズは利権を巡る官僚対現場の物語になっていき、今作はその序章かな?ミステリ部分はなかったけど考えさせる一冊ではあった。

2016/05/07

LUNE MER

厚生労働省内でのゴタゴタに田口が巻き込まれる話。白鳥の本拠地であるにも関わらず個性的なキャラが続々と登場するので白鳥の存在感がさほど突出していないという異常事態に陥っている一冊。官僚に対する不信感しか湧いてこないストーリー展開なのだが、読みながら逆に日本の官僚の優秀さ(うちら庶民が官僚の恩恵を受けていること)を味わうことの出来る作品も読んでおいとこう(でないと思想偏りそう)とも感じた次第。

2024/09/13

さくさく

バチスタシリーズ第4作。医療リソースの制約から解剖にまで手が回らない現況にメスを入れる議論が勃発し、解剖とAiはどうあるべきか俎上に上げられる。10年以上前の話しながら現実感があり、死因不明で亡くなった患者をコストがかかるから解剖しませんで片付けていいのかという問いに対する答えは難しい。生きている患者に医療費を割くべきで死者にはおざなりの診断で構わらないというのも問題だし、亡くなったら医療は何もしませんというのもおかしい。中間的な解決策を見出すのが医療と司法の今後の課題である。

2022/04/09

ラッキー

久しぶりの海堂作品。最後のやりこめる場面は読み応えがあった。彦根と桧山が今後どう絡んでくるのかと余韻が残る最後だった。

2017/11/09

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