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鷹野鍼灸院の事件簿 謎に刺す鍼、心に点す灸 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

鷹野鍼灸院の事件簿 謎に刺す鍼、心に点す灸 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

鷹野鍼灸院の事件簿 謎に刺す鍼、心に点す灸 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

作家
乾緑郎
出版社
宝島社
発売日
2016-06-07
ISBN
9784800256287
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鷹野鍼灸院の事件簿 謎に刺す鍼、心に点す灸 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

シリーズ2作目です。意外?にも鍼灸師さんが主人公のミステリー連作集です。ほのぼのする話もありますが、地味に結構シリアスな話もあり、読み応えはなかなかでした。個人的にはもう少し(というよりもっと)「鷹野」先生の出番を増やしてほしかったかなと。新米鍼灸師「真奈」がよくも悪くも活躍し過ぎなのが、なんとも微妙でした。「真奈」のお節介ぶりが時に度を過ぎるのは、いささか鬱陶しいとすら感じなくもなかったかなと。普段、あまり知るコトのない‘鍼灸’の世界を、わかりやすく楽しみながら知ることのできる貴重な作品かもしれません。

2016/09/29

だんじろー

真奈が思いのほか逞しく成長していて嬉しい限り。相変わらずリズム感溢れる達者な文章なので、重いネタを扱っていても、読書している感覚を忘れてしまうほど、心に直接響いてくる。鷹野の切れっぷりではなく、ダメっぷりを必要以上にデフォルメしているところなんざ、なかなか心憎い。

2017/11/05

真理そら

変わり者の訳アリ院長(男)と新米の助手(女)という組み合わせなのに恋の進展要素が全くないのが潔い、というか物足りないというか。鍼灸師同士のマウント合戦も埋鍼治療の鍼灸師も鷹野の元妻の鍼灸嫌いも鍼灸師の医学の中での位置付けの曖昧さから来ているように思える。前作で触れられていた鍼灸師は動物に鍼を打てないが獣医は打てるという法律も鍼灸師のプロとしての立場はいったい、と思わせるものがあったし。真奈の父親の病気の件もそのままだしいつか続編が出るのだろうか。

2022/09/03

aquamarine

シリーズ二作目。鷹野と五月女自身の話は少なくなって、題材は日常のものとはいえとても重いものが多いです。一作目からどうも主人公の五月女に思い入れができなかったのですが、今回は特に一応守秘義務とかあるでしょうに、謎を解くためとは言え、ほかの患者さんにペラペラしゃべってしまったり感情に任せて動いたり、行動が浅はかに感じ読んでいてイライラしてしまいました。さらにもともと重い話なのに読後感がいい話ばかりでないのも辛かったです。高評価の方が多いですが、鍼灸のことは興味深く読めてもそのほかが私には合わなかったようです。

2016/11/10

hirune

今回は重めの話しが多かったです。「坂道に立つ女」不倫の結果は関係者全員の不幸だったの巻?「師、去りし後」峯岸一派ムカつく~~~_~;いつか鷹野先生に奴らをギャフンと言わせてほしい!しかし湊先生、自分の娘と弟子である婿の間の子供に他の弟子の名前由来の名付けをしちゃダメでしょ、掟破りな所業だよ。後は少しSFチックな話とか物悲しい認知症の話とか、真奈が動き鷹野とコミュニケーションすることで解決していく。なんだかんだ言って仲良しなんだから^ ^

2017/02/05

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