警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 氷血 (宝島社文庫)
警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 氷血 (宝島社文庫) / 感想・レビュー
ナミのママ
ハラマキシリーズ9作目。今までの中で一番面白かった!インパクトのある事件は最近の吉川作品に近づいてきた感じです。今作はハラマキの実家がある北海道が舞台、彼女の家族と高校時代の姿があかされます。その時代に知り合った、麻希の人生を変えた一人の警察官。しかし再開したその人は見る影もない変わりよう。また頼りない部下の素性も明らかに…。最後は切ない終わり方でした。
2020/05/05
Yunemo
読み始めから、何だかいつものハラマキとは違って。今のハラマキがある原点、「警察は自分の人生そのものだといえるような刑事」、ここだったんですね。自身として、アゲハの際の忌まわしい想い出が甦って。ダンナの良さも改めて感じます。それにしても、あまりにも安易に、北海道警の闇をこんな形で表すなんて、ここまで馬鹿じゃないよね、という反面の感じ方もあって、一概に良かったとの感想になりません。それぞれの人間関係が信頼感で形成されていること、救われました。動的イメージが強いハラマキの陰の部分が浮き彫りにされ、益々ファンに。
2017/05/28
えりこんぐ
女性犯罪捜査班4冊目。家族で北海道に帰省中に、事件に巻き込まれる。昔の恩人、瀧刑事の変わり果てた姿...。いつもあまり出てこない夫の則夫さんが活躍。麻希への想いが素敵。還暦近くでこのかっこよさ...この人と結婚して良かったー!ってハラマキでもないのに思ったw 今回も面白かった✨【積読96】
2020/11/04
うわじまお
高校生時代のハラマキに出会えた。道警のやらせ捜査事件(平成の刀狩)をモチーフにした展開。北海道の冬は寒くて切ないけど、心温まるストーリーでした。
2018/03/19
JILLmama
ハラマキシリーズで初めて涙する。 うーん。切ない。ハラマキの故郷が舞台でした。 ハラマキが警官を目指したのは、1人の男性警官が影響していた。 高校時代の回想シーンもよく出てきて、事件そのものよりも、ハラマキとその警官のやりとりにグッときた。
2018/07/22
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