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木曜日にはココアを

木曜日にはココアを

木曜日にはココアを

作家
青山美智子
出版社
宝島社
発売日
2017-08-26
ISBN
9784800275714
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木曜日にはココアを / 感想・レビュー

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ウッディ

桜並木の見える川沿いの喫茶店「マーブル・カフェ」。木曜日の午後3時にいつもの席でココアを頼み、エアメールを書く女性客の事を、僕は心の中でココアさんと呼んでいた。彼女の涙の訳と小さな奇跡を描いた表題作から繋がっていく12の優しい物語。副題に12色の色が用意され、クレヨンで描かれたパステル画を見ているような気がしました。ピンクのネイルをとり忘れた幼稚園の先生を描いた「のびゆくわれら」が面白かった。ラストの「恋文」では、ココアさんの僕への想いと小さなオチが用意されてました。暖かな気持ちになれる一冊でした。

2018/10/06

けんとまん1007

ココアのように、ほっとする連作短編集。登場人物が、それぞれのスタンスで描かれていて、全体で一つのものがたりのよう。人はそれぞれ、いろんなことを考えながら、お互いを思いやりながら生きている。だからつながる。

2017/12/13

旅するランナー

[Blue / Tokyo] コロナ禍でブルーな気持ちになりがちな僕たちの心に、さっと光を照らしてくれる。自分の意思だけではどうしようもない、抗うこともできないこと、そこから生まれる不安に脅かされる自分に、大丈夫だと祝福を与えてくれる。そんなハッピーのお裾分け、幸福感の連鎖を味わえる小説。この心暖まる12編を読み終えた後には、誰かに光を与えたくなるし、光を与えてくれる誰かに感謝したくなる。そんな透き通った青い清らかな気分になれるのです。

2020/11/08

美紀ちゃん

これいい!温かい気持ちになった。好き。続きあるかな?出たら読みたい。

2019/09/22

kotetsupatapata

星★★★★☆ 続編の「月曜日の抹茶カフェ」を先に読み、続けてこちらの作品を読了。 深い感動もハラハラドキドキする展開もありませんが、この気忙しいこのご時世にふと立ち止まり、ゆったりとした時を過ごせる贅沢な空気を感じられた1冊でした。 EメールやLINEが主流になり、直筆の文字から相手の事を想う事ができる手紙の良さを改めて認識しました。 今日すれ違っただけの誰かにも、きっと素敵な日常が彩られているのかと思っただけでも、それだけで今自分が生きている意味があるのでしょうか?

2022/01/02

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