KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

戦国武将の精神分析 (宝島社新書)

戦国武将の精神分析 (宝島社新書)

戦国武将の精神分析 (宝島社新書)

作家
中野信子
本郷和人
出版社
宝島社
発売日
2018-04-09
ISBN
9784800278173
amazonで購入する

戦国武将の精神分析 (宝島社新書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

きみたけ

とても面白かった。脳科学者で医学博士の中野信子先生と、東京大学史料編纂所教授の本郷和人先生による、戦国時代に活躍した武将の精神分析を試みた異色のコラボ対談本。歴史学と脳科学のトップランナー二人が、史料だけでは読み解けない戦国武将の実像を考察し武将たちのパーソナリティや性格を明らかにします。愛着障害による悲しき家族殺しの斎藤龍興。サイコパスの疑いありの武田信玄・織田信長・松永久秀。中二病をこじらせた豊臣秀次。境界性パーソナリティ障害の細川忠興。空気の読めなかった秀才・石田三成など。

2024/03/01

キムチ

期待しただけあって、めちゃ面白く2時間余で読了・・メモ取りつつ。戦国期と言えば、世界も中世。人間の本能部分が俎上に上がりシャッフルされた時間。日本のみならず、世界的にも変・奇人という類はいたはず。現代にあることは戦国期にもある・・真に!脳科学者と歴史学者の学際的対談形式なので専門用語が飛び交い、興味が尽きない。ソシオパスとサイコパス、妄想パラノイア、ドーパミンのなす過剰性行動、コルチゾールとストレスに関係からくる海馬萎縮とか・・小説やドラマで種々の作家や俳優が「勝手に」作り上げてきたイメージに固まった私の

2024/11/04

チック君

読了しました。この本おもしろかったです。脳科学者の中野伸子さんと、東京大学史料編纂所教授の本郷和人さんによる対談方式の一冊。 歴史上の人物が脳科学と歴史学の観点から、どういった人物であったかを読みといてく内容なんですが、けっこう自分が想像していた人物像とはちがった一面があることがわかったりして、おもしろい内容でした。戦国の世の人物も、時代は違えど違えど、どういった人物であったかを、その行動、その行動の心理状態から説明しているので とてもともしろい内容でもあり、現代に生きる私達にもつうずるものがありました。

2018/05/16

金吾

○史学者である本郷さんがエピソードを脳科学者の中野さんが分析をする話です。ズバズバ分析していて面白いです。伊達政宗、淀殿、武田信玄、豊臣秀次、島津忠恒、毛利元就は笑えました。軽い感じで楽しめました。

2024/08/06

assam2005

戦国時代の武将や姫君を現代的に精神分析し、脳学者と日本中世史専門の先生が対談形式で解説。学校の歴史の授業やTVドラマでは描かれない「どす黒い」部分に焦点があたる。こういうことを絡めて歴史を勉強すると面白いと思うのですが、未成年には刺激の強すぎる気もします。一見立派だと称されている武将の、見るに耐えない影の部分。そういうところを隠さず複合的に勉強すれば「暗記科目」にならないのでは、とも思いました。現代の親子関係にも通ずる問題もあり、腑に落ちる箇所もチラホラ。うわ、私も毒親にならないよう気を付けなくては。

2018/08/22

感想・レビューをもっと見る