連続殺人鬼カエル男ふたたび
連続殺人鬼カエル男ふたたび / 感想・レビュー
黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
前巻の不穏なラストから、世間を震撼させたカエル男の悪夢が再びはじまる……。爆ぜ・溶かされ・轢かれ・粉砕される犠牲者たち。損壊された遺体の描写が今回も生々しく書かれており、特に粉砕は……。容疑者は最初から分かった状態でスタートするわけですが、その容疑者が犯人?、いやいや中山先生のことだからどんでん返しがあるはず!っとミスリードを疑いながら読む楽しさがあり、容疑者が判明していながら足取りが掴めず犠牲者たちを出してしまう警察側の焦燥感がこれでもかと伝わってきます。古手川、情熱はあるが捜査が空回り気味。
2019/06/17
ウッディ
アイウエオ順の被害者、残虐な犯行手口と殺害現場に残された稚拙な犯行メモ、あのカエル男が帰って来た。グロさがアップし、特に「破砕する」の章は、想像するだけでおぞましい光景でした。犯人は予想通りだったけど、連続殺人の理由がわからず、またしても気持ちの良い裏切られ方でした。あの御子柴弁護士も登場し、さゆりの弁護を引き受けていたんですね。ファンにはたまらない構成でした。このラストは、続編が出るのでしょうか?期待が高まります。面白かったです。
2019/09/15
うっちー
面白いのだが何かスカッと感がない
2018/05/29
nanako
前作の記憶が薄れており、「?」なことも多く、「事前に読み直しておけばよかった」と少し後悔。作者の刑法39条についての考えがかなり色濃く出ているなと感じました。「古手川刑事、それじゃあ、やられちゃうよ!」です。
2018/06/09
青乃108号
続編らしく、前作の物語を引き継いでいるが、物語のつくりとしては前作のそれに比べ盛り上がりに欠け、平坦な印象。若手刑事のダイ・ハード張りの活躍も見られず、その面でも期待が外れて残念だった。唯一、幕切れの鮮やかさには拍手を。勧善懲悪。そして因果応報。
2022/04/20
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