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猫のお告げは樹の下で

猫のお告げは樹の下で

猫のお告げは樹の下で

作家
青山美智子
出版社
宝島社
発売日
2018-09-14
ISBN
9784800287908
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猫のお告げは樹の下で / 感想・レビュー

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けんとまん1007

人は、きっかけが欲しい時がある。答えが、すぐそこにあったリ、自分の中にあることも意外に多かったりする。そんなキーワードを巡る物語集で、読みながらほっとする自分がいる。きっかけを与えてくれる猫と、いい味わいの宮司さんに会ってみたい。

2019/12/07

ウッディ

失恋した女性、娘にうざがられてしまった父親、自分のやりたいことがわからない就活生、転校した学校になじめない男子、漫画家になる夢を諦めた主婦等々、ふと訪れた神社の樹の下で出会った猫に贈られたシンプルな一言のお告げから、 自分の生き方を見つめ直す短編集。日常の中の小さな奇跡を感じることのできる心を持ち、自分の生き方を肯定する勇気を持てば、人生は好転していくような気がします。「痛みは消えるのではなく、違うものに変わっていく」そんな言葉も印象的な優しい物語たちでした。

2021/01/03

ひめか*

猫のミクジからお告げを受け取る者たち。タラヨウの葉に一言、言葉が書かれている。思春期の娘とアイドルライブに行く父親の話「チケット」と、奥さんと息子と疎遠になったプラモデル好きお爺さんの話「タネマキ」と、みんなに馬鹿にされる苔好き少年の話「マンナカ」が特に好き。「スペース」では夢を諦めきれない千咲を応援したくなり「タマタマ」ではジュリアと幼馴染のともやんの関係性にきゅん。宮司さん視点の最終話で皆のその後がわかって心が温かくなった。できないという思い込み、心のモヤモヤ、みんなそれぞれの形で振り切れて良かった。

2023/02/25

うっちー

神様当番になりたいと同時に猫のお告げが欲しいです

2021/01/05

kotetsupatapata

星★★★★☆ 以前読んだ「お探しものは図書室まで」に似た、少しファンタジー要素のある青山さんらしい作品でした。 普段から占いには否定的な考えでしたが、自分には見えていない未来を、占いやお告げがそっと背中を後押ししたり、今までと違う道のりを示したりする力がある事を思うと、考えも改めないといけないと思い知らされました。 決断も人の顔色を伺ってではなく、己の思うがままに選んだ事は尊い事だと願いたいです。 ラストは皆ハッピーエンドですが、特に「チケット」と「タマタマ」が印象に残りました。

2022/04/19

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