傑作! 巨匠たちが描いた小説・明智光秀 (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ))
傑作! 巨匠たちが描いた小説・明智光秀 (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)) / 感想・レビュー
再び読書
特に目新しい明智光秀像は感じなかった。鬼火と忍者明智十兵衛光秀が、どちらも忍者をメインとしているところが面白い。さらに篝火も忍者からみでしたが、どれも主人公が光秀じゃないことが珍しい。しかし、首まで生え代わるのは山田氏らしくおぞましく気持ち悪い。古いけど魔界転生を思い出させた。
2020/10/18
旗本多忙
僕はあまり明智光秀という人物は好きでない。というより出生不年ながら末裔もいるというが、それとて不審のような気がするが、それは私が思うだけだ。一般には主に謀反して討たれただけの人、そんなイメージしかない。つまり信長を殺すだけで自分には何の利点もなかったのだ。しかし、数々の作家が光秀を書いているのは、あまりに不明だから自由に書けるからではないだろうか。本書は時代作家数人によるアンソロジーだが、忍者の暗躍により戦国は動いたという柴錬のが面白く頷ける。皆結末は同じだが吉川英治の『茶漬三略』も良い。
2021/08/17
さこちゃん
昭和を代表する名作家達による短編集。大河を前に光秀についておさらいができた。今に置き換えると、剛腕ワンマン部長に振り回される課長達の出世争い。その中でも私は光秀に感情移入する。応援しても歴史は変わらないけど、頑張れっ光秀さん。
2020/01/13
鮭
麒麟がくるに先駆けて特集された昭和の文豪達による明智光秀アンソロジー。 色んな解釈があるなあと興味深く感じた。 個人的には茶漬三略と忍者明智十兵衛光秀が好み。
2020/01/19
くらーく
昭和だねえ。父世代が教養(もどき?)で読んでいた作家さん達。もう、新作は出てこないよねえ。巨匠だから、外れは無いのよ。合う合わないはあるだろうけど。 まあ、忍者明智十兵衛を除けば、さくさくと。忍者はねえ。。。奇抜過ぎるな。 せめて、秀吉が秀光をとらえて、調書を取ってくれればねぇ。どうして、こんな事をする気になったのかねえ。永遠の謎なんだろうな。
2023/03/09
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